「SPIRAL3~連鎖~」 第6話

ロナルドの釈放が決まった。事件は警視庁のブルモンが引き継ぐことになり、ベルトたちは捜査を外される。ボスはメンツを保てと指示したが、ベルトには考えがあって、ロバン判事とブルモンの前で大人しく事件を譲ることに。ジルは、パトリシアの麻薬売買に付き合わされたときに襲われて威嚇射撃した際、弾が人に当たってしまい、ブルモンがその弾を調べているという情報に気が気ではない。ジルの銃から発射されたとわかるのは時間の問題だった。ベルトとジルたちは、フロマンタンのロナルドのことは忘れろという忠告を無視して、釈放されたロナルドとカールソンが乗るタクシーを尾行する。しかし、カールソンはそんなことはお見通しで替え玉を用意していたので、ベルトの尾行は失敗に終わる。カフェで、替え玉と座っていたカールソンは、やってきたベルトに尾行の件は報告するといい、ロバンに処罰を求める電話をする。ベルトとジルは、バーでお互いの傷に乾杯。そのとき、ベルトはブルモンとの夕食を利用することを思いつく。

ブルモンが外出中に、ジルが別の弾を用意して、ブルモンが持っている弾とすり替えるのだ。その案にフロマンタンは反対するが、結局、仲間のために協力することに(彼は心が広いね)。ベルトは、久し振りに「女」をアピールし、仕事のことは忘れたふりをしてブルモンと旧交を温める。ブルモンの仕事部屋に入れなかったジルはトイレに弾を隠し、ブルモンと一緒に部屋に戻ったベルトが、すきを見て弾をすり替えた。ベルトは、「仕事」をして帰るつもりだったが、部屋をでてからブルモンを求めている自分に気付き部屋に戻る。そして二人は激しく抱き合うのだった。

翌日、ジルとフロマンタンは、殺人事件の知らせを聞いて現場に急ぐ。ベロンドという男が同居人の男をバラバラにして、血で汚れた階段を洗っていたという。ベロンドは殺してはいない、バラバラにしただけだといっていたが、署に連れてきて尋問すると、ホモの同居人が触ってきたので、キレて殺してしまったと白状する。そして、ベロンドの押収物から意外なものが見つかった。タチアナの事件のときにも見つかったJ.B.のイニシャル入りのハンカチ。ベロンドは食肉処理場で働いていた。

娼婦のミラは、タチアナが死んでからは、元締めのニコの指示に従い、リーダーのように振る舞い始めた。何か考えがあるのだろうか?

ロバン判事は、フォルテックス社の捜索に向かったが、事務所はもぬけの殻だった。代表者も所在不明。ロバンは、これで幽霊会社の実態がつかめたと喜ぶが、フォルテックス社の取引銀行へいって、衝撃的な事実を知ることに。フォルテックス社では6か月で30万ユーロを下ろしていたのだが、毎月少しずつ下ろしていたのは、マルタンだったのだ。証明書のコピーを見て愕然とするロバン。

ロバンは、すぐにマルタンの事務所へ。ロバンが助けてやるから真実を話せといっても、マルタンは無理だといって首を横にふるばかり。おまけに自分が逮捕されたら、兄であるロバンはもう捜査ができないだろうといいだす。一方、警備会社のデジャンがロバンに証拠を渡すといってきたので、ロバンは待ち合わせ場所へ。しかし、デジャンがもってきたのは証拠ではなく金だった。市長の仲間がお金でロバンを黙らせようとしたのだ。ロバンは、これからどうするのだろう?マルタンは、市長仲間のなかでも、一番まずい立場にあるようだ。どうしてそんなことになったのかな?

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン&ピエール・クレマン
カールソンはカリム・ブライミの件で脅される。カリムをすぐに釈放しろと。それはツァボの差し金だった。カールソンはツァボに会いにいき、はっきりと決別を告げる。しかし、ツァボには未練があるらしく、また連絡が入ったので、今度はクレマンがツァボのもとへ。カリム・ブライミのファイルを返し、もうカールソンにつきまとうなと忠告。クレマンがカールソンのためにここまでするのは共同経営者だから? 今シリーズもクレマンがぱっとしなくて、残念。

警部ロール・ベルト
ベルトは、今でもロナルドが犯人だと思っているようだ。確かに、釈放されたロナルドはあやしい行動をしていた。ベルトの家にまでロナルドの写真があってビックリ!弾のすり替えが、うまくいくといいけれどね。墓穴を掘ってないことを祈ります。ベルトは、必ず捜査関係者といい関係になるようだ。でも、長続きしないのはなぜ?

判事フランソワ・ロバン
マルタンのことを知ってしまったロバン。母とも弟ともうまくいかないようだ。イザベルも、ロバンの自作自演を知らされ、息子のアルノーがロバンとの付き合いを快く思っていないことを知り、ロバンと距離を置こうとしている。孤独なロバンは、どんな結論をだすのだろう?
by mint-de | 2010-07-14 15:36 | 海外ドラマ(S~U)