2000万円はいりません

水嶋ヒロという俳優についてはあまり知らないのだけれど、ポプラ社の小説大賞を受賞したということで、すごい人だと感心。
初めて書いて、そういう賞を受賞してしまうというのは、才能があるからなのだろう。
驚いたことに、賞金の2000万円はいらないとおっしゃる。すごいなあ…
宝くじで100万円くらい当たってみたいなあと、売り場のそばを通るたびにちょっぴり夢見る私には、その行為はよくわからなかったりするけれど…
賞金を受け取って慈善団体に寄付するなら、まだ理解できる。
賞金がでるとわかって応募して、賞金はいらないってどういうことなんだろう。
実力を試したかったらしいけれど、賞金はもらったっていいんじゃないの。
有名人だったら賞金をもらったら申し訳ないみたいに思っているのかね。
俳優だっていつも仕事があるわけじゃないだろうし、小説だってすいすい書けるわけじゃないだろう。だいたい、その賞に応募して、必死に書いて落選した人は、どんな風に思うだろう。
次点だった人が賞金をもらえたかもしれないのだ。
彼なりの考えがあるのだろうけれど、私には、ポプラ社や応募した人たちへの配慮に欠けた行為に見えてしまう。
2000万円はいりません、な~んていえる身分になってみたいものである。

ユリノキの秋
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by mint-de | 2010-11-09 16:06 | 社会畑