いつか陽のあたる場所で 第2回

「強くなりたい」

動物園で偶然出会ったハコの大学時代の友人まゆみが、DV被害者だとアヤが気付いた。まゆみを何とか助けようとするハコとアヤ。アヤは、まゆみの息子ユウタが自分の息子と同じ年くらいだったせいもあり、その息子のことが気にかかってしょうがない。
父が母に暴力を振るう姿をユウタが見ることによって、どれだけユウタが傷ついているか、子どもは親が考えているより大人だと、まゆみを説得するアヤ。ハコも自分の経験から、母親に抱きしめられることで、子どもは救われるのだとまゆみに伝える。まゆみは、夫の暴力をDVだと思いたくないので、二人の助言がどれだけ伝わったかはわからない。
その後、折り紙を折りながら、ハコは大きな家で一人で暮らすのはさびしいので、アヤに一緒に暮らさないかという。その話をきっぱり断るアヤ。アヤは、殺人という一線を越えた自分の罪を強く自覚していて、他人とは暮らさず一生一人で暮らす決意をしていたのだ。
ハコは、アヤの深い孤独を知ったのだった。

重たいテーマだけれど、コンビニでハコに傘を貸してくれた店員の岩瀬が、パフォーマーを目指し、皆の前で技を披露していたシーンは和めた。ハコも何も考えずに楽しめたといっていたけれど、人って、そういう時間も必要だなって思う。
アヤは、息子を夫の両親に預けたようだ(そういう風に見えた)。そして、会わないことに決めているようだ。
彼女の罪は、ハコよりもとても重い。心を強く持たないと、生きていくのは大変だろうな。
by mint-de | 2013-01-17 16:00 | 日本のドラマ