ワンス・アポン・ア・タイム 3-3

ある妖精のおはなし

<おとぎの世界>
レジーナが、ルンペルシュティルツキンから魔法を教えてもらっていた頃の話。
愛する人を失ったレジーナは、王や娘の白雪への憎しみが生きる支えのような日々だった。そんなレジーナに救いの手を差し伸べてきたのが妖精のティンカー・ベル。
ティンカー・ベルは、生きていくには怒りより愛が大切、あなたに必要なのは愛する心だといって、ある男と知り合えば自分がもってくる粉で絶対うまくいくという。
そうして、二人は酒場へ。扉の前で、腕に入れ墨のある男がその男だと教えられたレジーナは、意を決して扉を開ける。しかし、レジーナはそこから進まず引き返してしまった。
勝手に行動していたティンカー・ベルは、ブルーフェアリーに注意を受けていたが、粉まで持ち出したことでブルーフェアリーの怒りに触れ、罰として妖精の羽根を取られてしまった。

<ネバーランド>
エマたちは地図を見ながらヘンリー捜しを続けるが、ヘンリーの居場所が移動しているため、なかなか場所を特定できない。その上、デヴィッドの傷はだんだん悪化してきた。フックに知られたデヴィッドは、皆には黙っていてほしいと頼む。
フックが、昔いた妖精のティンカー・ベルならピーターのアジトを知っていて案内してもらえるかもしれないし、普通の妖精の粉より強いピクシーをもっている、デヴィッドの傷にも効果があるので、まずはティンカー・ベルを捜そうということに。
だが、レジーナはその案には賛成したがらない。嫌々ついてきたレジーナだったが、ついに皆と行動を共にするのをやめ、一人で待つことに。エマにティンカー・ベルとのことを察知されたレジーナは、正直に自分がいないほうがうまくいくというのだった。
レジーナが一人でいると、妖精とは程遠い哀れな姿のティンカー・ベルが現れる。
レジーナのためにやったことなのに、レジーナは男とは会わず、自分は落ちぶれてしまった。その怒りをぶつけるティンカー・ベル。その言葉に、レジーナは自分の心臓をつかみだし好きにするがいいといってティンカー・ベルに渡すのだった。
自分は、希望より復讐を選んだ。強い自分になるために。自分を殺したければそうするがいい、でもそうしたら自分のように怒りに支配された人生になるのだ、それでもいいのかというレジーナ。その言葉に、殺しもしないし助けもしないというティンカー・ベル。
そこへ、エマたちがやってきた。ヘンリーを捜したいという彼らの気持ちと、メアリー・マーガレットのうちへ帰りましょうという言葉に心を動かされたティンカー・ベルは、ピーターの居る場所へ案内を引き受けることに。

一方、ヘンリーはピーターから自分が理由があって生まれてきた救世主だと教えられる。生まれる前から本当の心を持つヘンリーを待っていたと聞かされ、半信半疑だったヘンリーだったが、ピーターが渡した紙に描かれた自分の似顔絵を見て驚くのだった。

<魔法の森>
ニールは、ロビン・フッドやムーランの助けを借りて、ネバーランドにいく方法を見つける。ロビンの息子を利用させてもらい影をおびきだして、自分が影と共に飛んでいくことにしたのだ。
無事に成功した後、ムーランはロビン・フッドの仲間になることに。オーロラ姫に別れの挨拶をするムーラン。ムーランは彼女を愛していたのだ。
そして、ロビン・フッドたちの仲間になったムーランは、ロビン・フッドに迎えられる。差し出された腕には、あの酒場の男と同じ入れ墨があった。

レジーナのせいで滅茶苦茶になったというティンカー・ベル。でも、レジーナがどう行動したとしても、粉を持ち出したことで罰せられたのではないだろうか?それともレジーナが悪い女王にならなかったら許してもらえたということなのだろうか? レジーナがティンカー・ベルに対して申し訳ない気持ちを持っていて、自分の心臓を取り出したのには驚いた。でも、あれは魔法で似せたものだったのかも。でも、自分のようにならないほうがいいと説得しようとしたことは、それだけレジーナがいい人になろうとしているってことかも。
ムーランの忠誠心は、愛情からでていたらしい。ちょっと意外だったけれど、きりっとしていて清々しいイメージのムーランの活躍をもっと見たいな。
by mint-de | 2015-10-29 19:31 | 海外ドラマ(O~R)