『光の犬』 


『光の犬』 (松家仁之 新潮社)

久しぶりに物語の世界にどっぷりと浸れる小説を読んだ。
犬を亡くした後で、こういうタイトルの本が自分の手元に届いたことが(図書館の順番待ち)なんだか不思議で、そういうこともあって夢中で読んでしまった。
北海道東部の町で暮らす家族三代の物語。
その家で飼われていたのが北海道犬で、家族に寄り添うように描かれている。
人は、生まれそして死んでいく。自分の意思とは関係なく。
多分、この小説は思いのままにならない生と死の間のつかの間の人生を、肯定的に描きたかったのだと思う。
好きな音楽や趣味、北海道の大自然、大いなる宇宙、神。
人は、それぞれ自分の人生を支えてくれるものを求めて生きていく。
家族一人ひとりの人生が淡々と描かれていて、読後感は、水彩画を眺めているような感じがした。
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by mint-de | 2018-07-25 20:49 | 私の本棚 | Trackback

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