「風の勇士 ポルダーク」 1-5~6

1-5
ロスの友人の医師ドワイト・エニスがやってきた。鉱員の病気を診てもらうために、ロスが呼んだのだ。そのころ、各地を回る劇団がやってきて、皆はお芝居を楽しむ。デメルザもロスと一緒に見ていたが、産気づきジュリアという娘を出産した。
劇団員のケレンに恋したマークは、彼女と結婚するためには住む家が必要だといわれる。ロスは古い小屋を与え、皆はそれを修理して二人は結婚した。

ロスは、銅が採れても価格が上がらなければ利益が増えないので、採掘から製錬までを自分たちでやれれば、利益がもっと出るだろうと考えていたところ、その話に賛同者が現れ、実際にやってみることになった。ただ、フランシスはワーレガン銀行から融資を受けていたので、参加はできないという。

ベリティのことが気になっていたデメルザは、ベリティの愛のために行動することに。トルーローのブレイミー船長を訪ね、ベリティともう一度会わせようとしたのだ。最初はもう忘れるといっていたブレイミーだったが、やはり諦められないとデメルザにいってくる。デメルザはベリティには内緒で、二人を引き合わせた。最初は拒んでいたベリティだったが、デメルザの計画は成功したのだ。

フランシスは、鉱山の経営に自信を持てず、相変わらず妻には嫌味をいい、女遊びと博打に明け暮れていた。いよいよ借金を返せなくなったフランシスは、カード賭博でこともあろうに自分の鉱山を賭けてしまう。結果、負けてしまい、200年も続いた鉱山を手放す羽目に。名家であるポルダーク家の跡取りは、財産をなくしてしまったのだ。ロスは、エリザベスに力になれることがないかと声をかけるが、エリザベスは、女遊びもやめず仕事にも投げやりなフランシスをすっかり諦めたようで、クールな反応をする。

ロスは、鉱山を失ったフランシスのことを思うと、貧乏で不安定な暮らしではあったが、妻がいて娘ができた自分を幸せだと思うのだった。


1-6
ロスは銅の競売にでかけていく。賛同者で作った製銅会社で落札して、製錬までの工程を自分たちでやる計画は順調にいったのだ。しかし、ワーレガン銀行から融資を受けている者は不満を口にする。ジョージは、自分と組もうとしないロスが一番手ごわい相手だとわかっているので、なんとかこの件を潰そうとする。

刑務所では病死者が続出していると聞いたロスは、ジムのことが心配で、ドワイトを連れて刑務所へ。嘘をついて強引に刑務所に入ったロスは、刑務所の劣悪な環境に驚く。そして、瀕死の状態のジムを発見する。ジムを勝手に連れ出し、ドワイトに治療してもらうが、結局ジムは死んでしまう。生まれた子どもとも会えず、自分が救ってやれなかったことを悔いるロス。

デメルザは、ワーレガン家の舞踏会に招待され社交界デビューする。ロスはデメルザに服やネックレスをプレゼントするが、ジムのことがあって、貧しい庶民たちのことを考えない利己的な上流階級の連中とは本当は会いたくなかった。なので、妻はそっちのけで酒ばかり飲み、カード賭博にいそしむ。
ロスはそこで、フランシスが負けたサンソンとカード対決。負け続けたロスだったが、最後に、相手のいかさまに気づきサンソンをノックアウト。黒幕はお前かとジョージに毒づくロス。

ベリティはフランシスにブレイミーのことを話せないでいたが、舞踏会でブレイミーとフランシスが会ってしまう。フランシスはベリティの思いにはまったく無関心で、ブレイミーを殴ろうとする。もう理解してもらうのは無理だと悟ったブレイミーは、ベリティが自分か兄を選ぶしかないと、デメルザに手紙を送るのだった。

マークと結婚したケレンだったが、すぐに夫には飽きてなぜかドワイトにご執心。わざとケガをしてドワイトに近づき、手伝うとまでいってくる。マークは、そんな妻のことを不安に思うようになる。

ジムを弔うために、皆が墓の前に集まった。
ロスは、上流階級が贅沢に暮らし庶民は苦しい生活を強いられるこの世の中を変えたいと思っている。デメルザはできることから改善すればいいという。
by mint-de | 2019-01-30 16:00 | 海外ドラマ(英M~R)