好きな自分

「おれにはね、人がみんな、<好きな自分>の姿を心に大事にもっているような気がする。
なかなかそのとおりにはなれないし、他人にはてれくさくていえないような姿だけどね。
すくなくとも、おれはその姿をもって生きてきた。
そして、どうしたらいいかわからないわかれ道にやってきたら、
どっちに歩んでいくほうが<好きな自分>かを考えるんだ。」


  (上橋菜穂子 『夢の守り人』 偕成社・「チャグムとタンダ」から)


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by mint-de | 2007-09-22 15:32 | 詩と言葉から