「SPIRAL2~連鎖~」 第2話

ベルトたちはフロマンタンの車を見失ったが、フロマンタンはラシードからヤクを買い、ラシードが車を降りてから彼を何とか逮捕することができた。しかし、ラシードはヤクを誰から受け取っていたかは話そうとはしなかった。
ベルトは、車で焼かれた遺体を調べている検死官から、顔にピアスがあることを教えられる。前科者の写真をあたってみると、ジャッキーという男が浮かんできた。ベルトたちが仲間の家にいって聞いてみると、ジャッキーは1週間ほど見ていないといい、ジャッキーがラシードから週に一度ヤクを買っていたことがわかる。そして、ラシードの妻が働いている美容院がその受け渡し場所ではないかと思われた。

カールソンは、ラシードの弁護を国選弁護人のフリをしてやってくれとツァボに頼まれる。あくまでもツァボの名を出さずに、そして、事件の全容を把握して自分に教えろという。カールソンは、ラシードの妻を訪ね、警察がくるから気をつけるように忠告する。ベルトたちがラシードの家にいったときには、カールソンの忠告を聞いた妻がヤクを隠してしまったので何もでてこなかった。ベルトは、妻の逮捕や子どもを引き離すなどと脅しをかけ、ラシードの口から誰から受け取っているかを吐かせようとする。ラシードはいってしまったら自分が殺されると恐れていたが、録音も調書もとらないというと、やっとアジズの女だと話す。

ベルトは、そのことをロバン判事に話し、匿名で捜査することの許可をえようとするが、クレマンが横槍をいれる。ベルトが訴訟沙汰で危うい身なのに、これ以上規則に違反しては危険だというのだ。結局ロバンが窮余の策として、一応調書はとるが逮捕までは合法i的に管理するということになる。

ロバン判事は、夫に監禁、暴行されたと訴えた妻の事件を担当する。妻はそんな趣味はないのに、夫が夫婦交換の趣味があって、あるときは他人の夫婦の一軒家で裸で吊るされたり暴行されひどい目にあったという。夫はチョット殴っただけだとか、たいしたことではないと全然罪の意識がない。妻だったら何をやってもいいと錯覚している変態男なのだ。ロバンは、一軒家の現場検証で名探偵ぶりを発揮し、夫婦が隠したフックのあとや血痕を見つけ出す。

ベルトは、ケヴィンを警棒でなぐったことで監察の調べを受ける。警棒を持っていない、使っていないなどとウソをついて墓穴をほることに。越権行為の暴力事件として審議されることになったベルトは、担当のワーグナー判事に、国家警察には必要のない人だといわれてしまう。

警部ロール・ベルト
ベルトは、懸命に焼死体の事件とヤクの流れを追おうとしているのに、警棒で殴ったことが審議されることになり、ますます不利な立場に追い込まれてしまった。容疑者に真相を語らせるということもなかなか大変な仕事である。でも、クレマンがいった言葉をフォンタンヌが脚色した「暴力行為は警察もマフィアも変わらない」というのは、それはないでしょって思うけれど、ちょっとわかる気もする…。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、アジズに会ったが、そのあまりにも暴力的な態度に何かを感じているようだ。そして、ツァボから、弁護士としての守秘義務違反を犯してまでこの仕事をするか、戻るならいまのうちだと問われるが、お金のためにツァボと組むことにしたようだ。いつかは、やめようとするのだろうか?

判事フランソワ・ロバン
ロバンが夫婦交換のクラブに詳しいというのは、意外だった。妻とはすぐに離婚したはずなのに。クレマンにも事件に拘っていることをからかわれていたのがおかしかった。

検事ピエール・クレマン
クレマンは、記者のフォンタンヌの取材を受けたが、新聞に「新検事正たち」というタイトルで司法と警察の無気力と戦うなどと書かれてしまう。ロバンには冷やかされ、嫉妬深い人間が多いから敵が増えそうだと忠告される。そして、フォンタンヌにはカリスマ性があるなどといわれてしまう。顔は関係ないと思うけどね(^^)
その記事のせいか、本当の検事正に、ベルトの担当判事はロバンにお願いしてはと話したのに、警察の仕事をよく知らない若い判事をあてられてしまう。クレマンはベルトを守ろうとしているつもりらしいが、今のところ成果はでていない。ラシードの調書の件では、ロバンに現実を見ろとまでいわれてしまう。こんなに官僚的になったのはなぜだろう?
by mint-de | 2009-05-13 15:54 | 海外ドラマ(S~U)