「SPIRAL2~連鎖~」 第5話

工作支援部からサミーがやってくる。ベルトは「専門家」の登場に不満気だが、サミーの計画に従うことに。
団地を牛耳っているムスとファルークのラルビ兄弟のもとに潜入するために、まず団地でサミーの存在を知らせ、兄弟に護衛兼運転手のナディ-ルを疑わせ、その後釜として誰かにサミーを紹介させる、という方法をとることになる。
盗聴して、マリクとナディールのヤクの受け渡し情報を聞いたベルトたちは、二人を現行犯逮捕する。兄弟にナディールを疑わせることが目的だったので、二人はすぐに釈放。カールソンはツァボにいわれてナディールの弁護士として警察に行くが、ベルトたちの対応に疑問をいだく。

ファルークは、ナディールが警察に何も話していないのに、もう信用できない男として自分たちの目の前から消えろという。ナディ-ルがお払い箱になったことを知ったサミーたちは、ヤクの取引場所だったアブデルの店を家宅捜索する。そして連行したアブデルに、サミーは、自分を運転手として兄弟に紹介しろと迫る。そんなことをしたら殺されるといって断ったアブデルだが、ゲイだとばらされるのが嫌で、サミーの依頼を受けることに。

カールソンは、ツァボに連れられて、ラルビ兄弟のパーティに行く。兄弟は、一族やモスクの援助をしているという。そこで、ファルークは、金をモロッコに運びたいとツァボに相談するが、ツァボは今はあぶないのでやめたほうがいいという。それを聞いたムスは、ビビッていると不満顔。

マリクは、弟のケータイにあの「バーベキュー事件」が録画されているのを見て驚く。忘れろといってケータイを壊してしまうが、アジズにヤクの売上が少ないと怒られ、殴る蹴るの暴行を受けたため、ベルトに真相を話す決意をする。

高校生が銃を乱射する事件が起こる。ヴァンサンという高校生は、何を聞かれても話そうとはしない。成績もよく、家でも何不自由なく暮らしていた。家宅捜索にいったベルトたちは、ヴァンサンの部屋の武器に驚く。両親は息子のプライバシーを尊重しているという。部屋にあった銃弾のケースから弾が3発なくなっていたので、心配したべルトたちは彼のパソコンを調べ、ネットで知った女性のアパートへ向かう。そこには銃弾を浴びた女の子の死体があった。そして、そこに連れてこられたヴァンサンは、開けてあった窓から飛び降りてしまう。ネットで仲良く話していても、実際に会ったら感じが違ってた。それを指摘されただけでキレてしまったのか、ヴァンサンの行動はナゾだらけ。わけのわからない事件は、世界共通にあるようだ。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、ツァボに、仕事振りも、女としても認められる。カールソンの家で寝てしまったツァボのケータイから、ファルークの電話番号を登録するカールソン。そして、ファルークに金の件だと電話をかける。仕事を一人でやってしまうつもりらしい。大丈夫なのだろうか?

警部ロール・ベルト
ベルトは、司法鑑定を受けるために精神科医のもとへ。その女医さんは、かなりけだるい感じで、あなたの方がセラピーを受けたらと思ってしまった(笑)。いろいろ質問に答えるベルト。誰かと一緒に住んでるという話に、?。いってみたかっただけなのかな? 子どもはほしいと思っているのかも。ヴァンサンが自殺してしまったことが、かなりこたえているようで、いつもはちゃんと判断できるのに、今回はムリだと弱気になる。「みんな不安を抱えている?」と聞く彼女に、その女医さんは、「わからない」。何だか頼りない精神科医である。
by mint-de | 2009-06-04 15:10 | 海外ドラマ(S~U)