「SPIRAL2~連鎖~」 第6話

サミーは、ムスの運転手として認められる。そして、早速、ムス、ファルーク、アジズの取引話に同席する。
アジズが北の連中バルカンとヤクの取引をしたいという。ヤク50キロを現金と武器で交換する話に、ムスとファルークが同意する。

バーベキュー事件を目撃したマリクの弟ムラードから話を聞き、事件がアジズの犯行と知ったベルトは、ロバンにすぐアジズを逮捕させてくれと頼むが、いますぐに逮捕したらサミーが疑われると、ロバンは消極的。しかし、クレマンも逮捕に積極的だったため、逮捕することに。アジズは逮捕されても、知らないと言い張り、犯行を否認する。そして、面通しの部屋の扉をあけて、そこにいたムラードにチクリやがってと悪態をつく。

カールソンは、ツァボに無断でファルークから頼まれた金を買いにいくが、その倫理観のなさを心配したファルークがツァボに連絡したので、ツァボにばれてしまう。カールソンは、罰として、アジズを釈放できるようにしろ、できなかったら殺すと脅される。釈放は無理だと思っていたカールソンだったが、ベルトの部下が作った書類に不備があり、アジズは釈放されることに。

出世を諦めたクレマンは、事件を解決する熱血検事に変身したのか、アジズが釈放されたことで殺人者を団地に戻すことになってしまったのだから団地のみんなに謝れだなんて、ベルトにいったりする。ベルトは、ムラードの母親にも、アジズが戻ってきたら息子は殺される、警察は最低だと罵られてしまう。それでも、「諦めない」と、自分を奮い立たせるベルト。

クレマンのもとへ法務省のブレアンから電話が入る。浮気が妻にバレて騒がれたので、思わず暴力を振るったら、妻に暴行罪で訴えられてしまい、逮捕されるのでなんとかしてほしいというのである。浮気&DV夫だったブレアン。クレマンを裏切ったくせに、困った時のクレマン頼み(笑) 何もできないが調べるだけやってみるといって、クレマンは警察に妻の被害状況をきく。なんと妻は鼻の軟骨を折り、通りで襲われたような暴行を受けていた。それを聞いたクレマンは、何かを決意した様子。マシャール検事正に相談して、マシャールが内々に処理するよう働きかけていることを知ると、マシャールやブレアンの側にいるように見せかけて、記者のフォンタンヌに、事実をばらすことに。

釈放されたアジズは、ムラードを誘拐してしまう。ベルトたちは、ムスたちがバルカンと取引する現場へ向かう。見張るだけで、何もしないことになっていたが、その取引はワナだった。ヤクと現金、武器を見せ合った直後、別の車のかげから武器を持った連中が現れたのだ。ムスは、サミーのお陰で助かったが、他の連中は勝手に逃げたので、ムスはサミーを兄弟だといってたたえる。そして、アジズがいなくなった。マリクからアジズがムラードを誘拐したと聞かされて、ラルビ兄弟は、アジズを捜しにいく。ヤクを隠していたアジズを見て、兄弟はアジズを殺してしまう。

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
カールソンは、釈放したアジズに感謝されるが、アジズがムラードに対して怒っているのを聞くと、ムラードに何かあったらあんたをぶちのめしてやるといって、アジズにかっこいい、ほれたなんていわれてしまう。悪を憎む気持ちがまだあるのなら、この仕事からさっさと手をひけばいいのに…。

警部ロール・ベルト
ベルトは、サミーに好意を持ち始めたようだ。ジルがサミーの強引なやり方に疑問を抱いても、ちゃんと聞こうとしない。ジルは、ベルトの気持ちを知る。たしかに、サミーはちょっとあやしいかもしれない。以前、刑務所に面会にいった元刑事とはどういう関係なんだろう?

検事ピエール・クレマン
クレマンは、ブレアンとマシャールに「お返し」をするつもりらしい。出世を願って行動するより、事件の解決に懸命なクレマンのほうが格好いいと思う。ベルトのために、ワーグナー判事に個人的な執着で審議していないで、さっさと処理しなさいといったのもよかった。マシャールは、ワーグナー判事へのクレマンの態度を、仲のよい友だちを守るためではないよねとかいっておきながら、自分はブレアンのためにいろいろ画策をして、ブレアンの点数稼ぎをしているのだから呆れてしまう。
by mint-de | 2009-06-10 15:19 | 海外ドラマ(S~U)