「SPIRAL2~連鎖~」 第7話

ラルビ兄弟は、スペインで麻薬を買うために、事前に、ファルークが取引相手と飛行機でスペインに向かう。
サミーからその情報を得たベルトたちは、兄弟逮捕の日が近いことを喜ぶが、何とサミーが麻薬の密売容疑で監察に逮捕されてしまう。それも、ベルトがサミーの家のベッドで寝ているときに。そして、サミーの本当の名前がジャマル・アルーンだとそのとき知ったベルトは、ショックを受ける。

マシャール検事正は、ブレアンの事件で不正を働いたことを、クレマンから新聞記事になったことで腹を立て、クレマンが担当する事件をつぶすつもりでいた。サミーが今逮捕されてしまうと、兄弟の事件は解決できないとロバン判事が訴えても、マシャールは、麻薬事件の捜査より汚職警官の潜入のほうが問題だと言い張る。そして、部下と関係をもったことでべルトは非難される。ジルやフロマンタンは、サミーはワナにはめられたのだろうと考えていたが、ロバンが監察の知り合いに事情を聞くと、アブデルからの密告だとわかる。アブデルは兄弟にサミーのことがバレたら自分が殺されてしまうので、サミーの車にヤクを隠して逮捕させようとしたのだ。ただ、サミーは、以前、麻薬の捜査で同僚警官がヤクを横領した事件があり、その逮捕された警官の面会にいっていることから、監察にマークされていたらしい。前に面会にいったのが、この警官だったようだ。
釈放されて、また潜入捜査に戻ったサミーだが、ムスは、一時いなくなったサミーに疑いの目を向け始める。

カールソンは、アジズが出頭しないことでロバンに責められる。ベルトは、カールソンが兄弟のために金を買っている写真を見せ弁護士として一線を越えているとロバンにいうが、ロバンは、弁護士会を敵に回したくないようで、金を買うのは自由だと返す。警官とは大違いと嘆くベルト。カールソンは、ツァボにアジズの事を聞く。ツァボは、仲たがいしたはずのカールソンが全然気にしていない様子を面白がり、ムスに連絡するようにいう。カールソンは、ムスから刑務所にいる友人にケータイを渡すように頼まれる。それは、ムスの信頼度のテストだったようで、無事にケータイを渡してカールソンがムスに電話をすると、妹のダンナでどうでもいい相手だったという。そして、カールソンは、ツァボからムスの依頼で、サミーが警察に身分証がなくて勾留されていたという言い訳が本当かどうか調べろといわれる。

ベルトは、警棒使用の審問で、ワーグナー判事の部屋へいく。ワーグナーは、サミーとの関係を、日常的に部下に圧力をかけている証拠だと決めつけ、ベルトは司法管理下に置かれ停職の処分になる。ラルビ兄弟の捜査は、兄弟がスペインからヤクを運んでパリに着き次第現行犯逮捕する手はずになったが、ベルト抜きで行われることになった。

カールソンは、ベルトの処分を喜ぶ。そして、忘れ物を捜す振りをして、たまたま聞いたワーグナーへの電話の言葉から、机の上にあったサミーのファイルを盗み見る。しかし、カールソンは運転手のサミーが警官だとわかっても、ムスにはサミーは潔白だと伝える。彼女にも良心が残っていた?それとも別の考えがあるのかな?

弁護士ジョセフィーヌ・カールソン
ツァボにベルトの事件から手を引けといわれても、彼女には、こだわりがあるらしい。停職の処分になったベルトに、「降参した?」と聞くカールソン。人に好かれる女性には、嫉妬を覚えるのだろうか。サミーの件では、彼女の良心が勝ったと思いたいけれど。

判事フランソワ・ロバン
クレマンがマシャールのことを新聞にバラしたことで、クレマンのことを心配するロバン。大人なりの対処の仕方があったということかもしれないけれど、それって何もしないっていうことかも。人には、穏健派のようにふるまっても、ラルビ兄弟の事件解決のためには、面倒な報告義務があり捜査できなくなるかもしれない書類は破り捨てて、見てないことにしたロバンは、結構格好いい。

警部ロール・ベルト
ベルトは、サミーが心配で潜入捜査について聞くが、サミーは彼らと同類かもしれないので平気だという。そんなことをいうサミーは、確かにちょっとあやしい。クレマンは、ベルトとサミーのことを知ると、何とベルトに「節操がない」なんていう。それを聞いたジルたちは、クレマンが嫉妬してるとからかう。このジルとフロマンタンは、いい部下だ。ベルトのことを心配している様子が微笑ましい。

検事ピエール・クレマン
クレマンは、マシャール検事正に挑戦状をたたきつけた。マシャールはクレマンを全力でつぶすとおどす。もう始まっていたのではと返すクレマン。クレマンは、もう怖いものなしという感じだ。はたして、どんな結果になるのだろう?
by mint-de | 2009-06-18 11:45 | 海外ドラマ(S~U)