「LOST」 53~55話

(3-4) 「自らのために生きよ」

フラッシュバックはソーヤー。刑務所に入っていたときに、公金1000万ドルを横領した男マンソンから、そのお金の隠し場所を聞きだして刑務所長に伝えたことで減刑になり、釈放されたという話。マンソンを信用させて自分に隠し場所を教えるようにもっていくのは、詐欺師ソーヤーには造作のないことだった。ソーヤーは、自分のためにマンソンを利用した。なんのためらいもなく。ソーヤーには、以前、詐欺行為を働こうとしてつきあった女との間に娘ができていたらしい。オレの子じゃないと強がっていたけれど、教えたことで手に入れた報酬を、娘宛に振り込んだソーヤー。

ベンは反抗的なソーヤーを大人しくさせるために、心臓にペースメーカーを埋め込んだ、心拍数が140以上になると心臓が破裂すると脅かす。ソーヤーの胸に注射を打つのが素人みたいだったので、ちょっとウソっぽいと、私は思ったけれど、ソーヤーはその話を信じてしまう。

ボタン押しをやめたことで、この施設の監視や通信装置がダメになったらしい。ジャックは、スピーカーから聞こえるソーヤーの声に驚く。ジュリエットは、サンに撃たれたコリーンの手術を手伝ってもらうために、ジャックを呼ぶ。だが、コリーンは手遅れだった。

コリーンの夫ダニーは妻を失った怒りを、サンの仲間であるソーヤーに向ける。ソーヤーをボコボコ殴りながら、なぜか、ケイトにソーヤーを愛しているかと聞く。ケイトが愛しているといったら殴るのをやめたダニー。ものすごくナゾな行為。でも、ケイトがそういったのは、ソーヤーを助けるためにいったことだった。

ケイトは檻の上部から脱け出せることに気づき、そこから出てソーヤーのカギもはずそうとするが、ソーヤーは埋め込まれているもののために逃げ出すことができないので、オレを愛しているなら一人で逃げろという。ケイトは、あれは助けるためにいったことだといって、また檻に戻る。自分のことを考えろと怒鳴るソーヤーに、一緒に生き抜くと答えるケイト。格好いいぞ! ソーヤーは、自分が生きるために人を利用したけれど、ケイトは自分もソーヤーも生き抜くために、踏みとどまったのだ。

ソーヤーは、ベンに連れられて山登り。ここで、ペースメーカーが作り話だと教えられる。ケイトのことになると従順になると指摘されるソーヤー。ベンはよく見ている。監視モニターを見つめる姿は、のぞき趣味のいやらしいおじさんみたいで、一体何を考えているのかわからないけれど。ソーヤーは、頂上で、墜落したビーチがある島が海を隔てた向こうにあるのを見せられ、この場所から逃げるのは困難だといわれる。私は、陸続きだと思っていたので驚いた。ダーマはどれだけ施設を作ったのだろう?

ジュリエットは、ジャックに自分が不妊治療医だったことを話す。コリーンのことをもっと早くジャックに頼めばよかったというジュリエットに、どっちにしても手遅れだったというジャック。その言葉に、慰めてもらったと勘違いするジュリエットと、そんな気持ちはさらさらなかったジャックとの意識の差が、おかしかった。ジャックは脊椎に大きな腫瘍のあるレントゲン写真を目にする。そして、自分がここに連れてこられた理由が、その腫瘍にあると思った様子。誰のレントゲンなのだろう?

ビーチでは、デズモンドが、クレアの場所の屋根を心配している。直してあげるという言葉に、直すのはオレといって断るチャーリー。多分、何かが起こるのを心配しているのだろうと思ったら、やはりそうだった。その後、雷がそばに落ちたのだ。デズモンドがゴルフクラブを使って避雷針を立てたので、クレアたちは無事だった。デズモンドを不思議がるチャーリー。デズモンドの予知能力がものすごく気になる。


(3-5) 「懺悔」

逮捕された俳優が、そのことが原因でドラマを降板するというのは、ドラマの展開に問題がないのだろうか? きっちりできあがっていない脚本だったらなんとかなるかも知れないけれど…。それとも、エコーは途中でいなくなる設定だったのか? エコーの過去は見応えのあるエピだったので、いなくなってしまうのはとても残念だ。

フラッシュバックは、エコー。小型機に乗れなかったエコーは、神父としてイェミの教会に戻った。ある日、赤十字から届けられるワクチンをとりに、ワルの一味がやってくる。その場所の保護料として8割もとるという話に憤慨したエコーは、逆らわないでという診療所のアミナの忠告を無視して、後日、その一味を教会でやっつけてしまう。アミナは、また別のワルがやってくるだけだといい、教会は汚れたから閉鎖するという。そうしてエコーは、ナイジェリアからロンドンに行ったらしい。

傷を負ったエコーはビーチのテントに寝かされていたが、イェミの幻を見る。懺悔をするんだよというその幻影に導かれるように、小型機の墜落場所へ。そして、幻のイェミを追っていたエコーは、イェミと話をする。自分は悪い人間ではない。子どものころ、弟を救うために人を殺した。思い通りの人生ではなかったが、与えられた人生を精一杯生きた。誇りに思っていると。だが、イェミは突然、弟と思って話しているなといって姿を消す。そして、あの黒い煙がエコーに襲いかかる。幻の正体はあの煙なのか? 幻は、それぞれの人間の心のなかの思いが投影された現象なのだろうか?

ロックは、ジャックたちを探しに行くと言って参加者を募る。ジャックと違って自由意思を尊重するロックさん。ロックの目的は、エコーを追うことと、通信手段としてのコンピューターを探すこと。エコーが弟のことを言っていたと聞いたロックは、彼がどこに向かったかわかったのだ。小型機の墜落場所にパールのハッチがあったので、一石二鳥というわけだ。

観察施設だったザ・パールでは、サイードがテレビ画面にアザーズのひとりを映すことに成功する。向こうも気づいた様子だ。地上で大きな音がしたので、慌てて飛び出すロックたち。そこでロックは、倒れているエコーを見つける。死ぬ間際に、次は我々だという言葉を残したエコー。次の被害者はロックたちだということか?

ジャックは、ベンに体が痛まないかと聞く。しらばっくれるベン。あのレントゲン写真はベンのものだった。自分が連れてこられた理由をやっと知ったジャック。ベンは敵じゃない、信じて協力してくれという。そんなジャックのもとへ、ジュリエットがビデオをもってやってくる。「アラバマ物語」の映画を見ようといって。嫌がるジャックに音を消すわといって見せたものは、ジュリエットの書いた「伝言」だった。要約すると、ベンは嘘つきで危険。内部でも変革したがっている者がいる(ジュリエットもその一人だろうな)、難しい手術なのだから失敗したって誰もわからない、とにかく救うフリをしてということらしい。そしてなにかあったら自分が守ると。

ジャックも驚いていたけれど、これは意外な展開だった。あのレントゲン写真は、ジュリエットがわざと出しておいたらしい。こうなったら、ジャックは手術を引き受けるだろう。ベンの弱みを握った二人、果たしてどんな展開になるのだろう?


(3-6) 「誓い」

フラッシュバックはケイト。ケイトは逃亡中に結婚したらしい。モニカという名前のケイトは、ケヴィンという警官と知り合いすぐに結婚したようだ。逃亡者のくせに、警官と暮らすという選択をしたケイトにはちょっと疑問を感じるが、逃亡生活に疲れていたケイトは、束の間、彼の優しさに浸っていたかったのかもしれない。しかし、ウソの上に成り立っている結婚生活に不安を感じて、自分からケイトを追っている保安官に追わないでくれと電話をしたりする。そのうち新婚旅行のためにパスポートを取る話がでてくると、観念して、自分の過去を話し、ケヴィンが仕事を失わなくても済むように、そこから逃げ出すことを決意したらしい。ケイトはあくまでも逃げ続ける女だったのだ。

ケイトとソーヤーが土掘りをやらされていると、「侵入者あり」という警告が鳴る。誰かと思ったらパチンコを持ったアレックス。必死になって彼はどこだと聞いている。多分、カールのことをいっているのだろう。武器がパチンコなのが、なんだか哀れだ。あっさり捕まってしまうが、アレックスは信じるな、ソーヤーも殺されるといい残す。

ジャックは、ベンの手術は昨日でも遅いくらいだといいながらも、手術をする気にはなれない。そんなジャックをケイトを使って心変わりさせようとするベンたち。ジャックの前に連れてこられたケイトは、手術をしなければソーヤーが殺されるから手術をしてほしい、手術をしたら解放されるというが、ジャックはベンを信用していないので、ケイトを使ったことに余計腹を立てる。

檻に帰ったケイトは、ダニーがソーヤーに言いたいことがあるなら今夜中にケイトにいっておけという言葉を聞いて、ソーヤーが殺されると思いこんでしまったのか、ソーヤーからこの島は自分たちがいた島から3キロ以上も離れた別の島だと聞いた絶望感からか、愛してはいないはずだったソーヤーと、檻の中で愛し合う。この展開には「えっ?ジャックじゃないの?」と疑問に思ったのは私だけではないようで、ベンもまた意外だった様子(笑) わざとジャックに監視カメラに映っている二人の様子を見せる。ジャックはショックを受けたのか、諦めがついたのかはわからないけれど、二人を助けるために手術を引き受ける。

手術が始まった。しかし、手術中に関係のない腎臓を切開し、いうことを聞かなければベンをそのままにする、1時間以内に縫合しないとベンの命はないと叫ぶジャック。強気のジャックに、ガンバレと声援を送る私(^^)。

ダニーは、ベンの手術中にソーヤーを殺してしまおうと思ったらしい。彼は、手術を担当したのがジェイコブのリストにない医者だったことが気に入らないようだったが、それが何を意味しているのかは不明。奥さんを殺したのはソーヤーじゃないのに、やたらソーヤーを目の敵にするダニーが、ソーヤーに引き金を引こうとしたその瞬間、無線機から声がする。ジャックは、ケイトに1時間で逃げろ、墜落した日にいった話を、逃げ切ったら無線で知らせろ、無線がなかったらベンは死ぬというのだ。ジャックをおいていけないというケイト。逃げろというジャック。

墜落した日の話というのは、ケイトがジャックの背中を縫ったときに、「5秒間だけ恐怖に身を任せる、そうすると落ち着く」といったような言葉かな?
ケイトたちが逃げたとしても、その後のジャックはどうなるのだろう? 腎臓を切られたとベンが知ったら、ものすごく怖いことが起きそうな気がしますが…。とにかく来週が気になります!

エコーの遺体を、キャンプのそばではなく、亡くなった地点に埋めようというロック。ロックは、エコーはシロクマに襲われたというが、サイードには怪物だと話す。もっともサイードは見たことしか信じられないので、あの黒煙に襲われたという話には納得できないようだ。ロックは、エコーを弔うのに、杖も要るだろうからとってきたと話しかける。ロックはエコーの死には理由があると思っている。その訳がいずれわかるといいと思っているロックの目に、杖に刻まれた文字が飛び込んでくる。それは、「目を上げて北を見よ」というヨハネの福音書の言葉。ロックさんは、北を目指すのだろうか?

 
# by mint-de | 2007-09-21 13:34 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 50~52話(第3シーズン)

(3-1)  「囚われた者たち」

第2シーズンの始まりほどワクワク感がなくて、ちょっと冷めた視線での鑑賞。
フラッシュバックがジャックで、サラに未練たっぷりなジャックの態度が、なんとも理解しがたい。サラが付き合っている男のことを知りたがるジャックは、彼女にほれ込んでいるというよりは、自分の持ち物を横取りされて口惜しがっているだけのように見える。父親とサラとの関係まで疑ってしまうジャックは、偏執的といわれてもしょうがない。せっかく50日間断酒していたのに、ジャックのせいで台無し。父親が酒をやめられなかったのは、ジャックにも責任があるのかもしれない。

捕らえられた3人の待遇が違うのは、何故? ジャックは医者だから役立つ人間で、ケイトとソーヤーは罪人なので檻の中というのも、ちょっと差別しすぎな気がする。でも、檻の中のソーヤーが、よく馴染んで見えるのは何故?(笑) もう一人捕らえられていたカールは、精神的に参っている様子で可哀想。被験体とアナウンスされていたので、動物実験用の檻だったのかも。ケイトがシャワーを浴びさせてもらって、ドレスを与えられたのは、女性だったから。男女差別せず、ソーヤーにも浴びさせて!(^^) ソーヤーが珍しくケイトをいたわっていて、今シーズンはちょっといい雰囲気。この二人、果たして脱出できる日がくるのか?

ジャックは、2人とは違って暗い部屋の中にいる。薬のせいで幻覚が出始めたのか、離婚時のサラや父親のことを思い出している。ジャックは今でもサラと男のことを気にしている。そして、ジャックの世話係のジュリエットは、しきりにジャックに信用してほしいというが、もちろんジャックはそんな気にはなれない。

ジャックはジュリエットを襲って脱出を試みるが、水が洪水のように出てきて溺れそうになり失敗。ジャックがいる部屋は水槽だったらしい。ジュリエットは、資料を見ながらジャックの過去を話し始める。彼らは、それぞれの過去や家族、友人のことまで把握しているらしい。何故そんなことができるのか、ものすごく謎。ジャックはサラのことを尋ねる。サラは幸せだと聞き、安心するジャック。ジャックの心を軟化させたジュリエットを、よくやったと労う偽ヘンリーのベン。

ジャックのダーマの残党かという質問に、昔の話よと答えるジュリエット。ここの施設はハイドラというらしい。今の彼らは、過去の仕事とは違う方向で何かを企てている様子だ。謎がまた増えてしまった。


(3-2) 「ガラスのバレリーナ」

小さい子どもが、物をこわしてしまって自分がやったといえないことって、よくあると思う。こわそうなんて思っていないのに、自分の不注意でものがこわれてしまった場合、それは自分がやったとはいいたくない。サンもそんな経験をしたらしい。サンの父パクは、ガラス製のバレリーナの置物をこわしたのはサンだと思ってサンに聞くけれど、サンは自分ではなくメードがやったという。父はそれならメードをクビにするという。普通の子なら、そこで自分がやったといいそうだが、サンはそういう子どもではなかったらしい。自分を守るためにウソをつきとおす女。それがサン。

サンの不倫を知った父は、恥をかかされたと怒り、ジンに浮気相手のジェの始末を命じる。はじめは拒否したジンだったが、「息子」と頼りにされてあとにひけなくなり、ジェのもとへ。しかし、ジンは銃の引き金を引くことができず、ジェにこの国から出て行けといって部屋を出る。ところが、なんとジンの車の上にジェが落ちてくる。自分で飛び降りたとは考えられないので、父親から命じられた他の誰かに突き落とされたのかも。恐ろしい父親だ。そしてサンは、ジンには真実をいうつもりはないように見える。

のろしをあげてもやってこないジャックを心配するヨットのサイードたち。ジンは引き返すべきだというが、サイードは、ジャックを守ると約束した以上、とどまって別のところでまたのろしを上げるという。桟橋を見つけて、ビーチで焚き火の用意をするサイードに、サンは大きすぎないかと聞く。サイードは、そこで計画を話し、火をつけるまでジンには内緒にするようにと頼む。桟橋に足跡があったので、多分ジャックたちは捕まったのだろう。のろしを上げれば、アザーズがやってくる。そこを待ち伏せして捕まえるというのだ。

サンは危険なのでヨットに戻るようにいわれたけれど、ベンが手下にヨットを奪えという指示を与えているのを知っている私は、ものすごく心配になる。案の定、ヨットにアザーズがやってくる。サイードがもしものときは使えといってくれた銃を、忍び込んだ女に向けるサン。殺人者になってしまうサンは見たくなかったけれど、女を撃ち逃げるサン。ほかに5人もいると聞き、どうなるんだろうかと思ったけれど、ヨットからすべり落ちて、海の中へ。サンは無事だったけれど、ヨットがもったいなかった。マイケルのイカダだって海で襲われたのだから、サイードは陸だけじゃなくて、海にも注意すべきだった。ところで、ハーリーはどうした?

ケイトとソーヤーは、石をとりのぞく作業を命じられる。ケイトはドレスを着たまま土を掘り、ソーヤーが石を運ぶ。なぜ、ドレス姿なのかはわからないけれど、活動的になれないほうがいいと思っているのか、ベンの趣味なのかはナゾ。ケイトが作業していると、物陰からアレックスが声をかける。カールが檻にいるかと。いないと聞いて心配そうにするアレックス。そして、そのドレスはアレックスのだという。アレックスは二人の味方になってくれそうな気がする。ケイトとソーヤーは、逃げようとしたら電気ショックを与えると脅されるが、ソーヤーは敵の力を試そうとしたのか、ケイトにキスをして監視人たちを怒らせ、殴り合いになり逆に銃を奪う。しかし、ジュリエットがケイトに銃を向けていたので万事休す。

檻に戻ったソーヤーは、スタンガンには安全装置がついていたこと、警備の二人以外は実戦経験がないようだから相手のミスを待てば逃げだせるとケイトにいう。それをモニターで見ている不気味なベン。

ジャックは、ベンに自己紹介される。彼の名はベンジャミン・ライナス。ずっと島に住んでいると。ジャックが協力してくれたら、故郷に送ってやるという。島から出られないくせにというジャックに、ベンは外界と接触できるといって、レッドソックスがワールドチャンピオンになった映像を見せる。ジャックの父が冗談にしていたあのレッドソックスの優勝シーンに驚くジャック(この日は11月29日らしい)。

ベンがジャックに頼みたいことって何なのだろう? それと、ベンと数名を除くと、あそこにいるのは無理やりあそこに連れてこられた人たちで、ほとんどの人があそこから脱出したいと思っているんじゃないかと思えてきた。


(3-3) 「次なる導き」

今週の一番の驚きは、デズモンドのデジャヴな発言。爆発の影響で予知能力が備わったのか、ハッチに長い間いたせいでそうなったのかはわからないけれど、先のことがわかるらしい。でも、本人はそのことには気づいていないようだ。ハーリーにいわれても、どうしてそんなことをいってしまったのかわからないようだった。ウーン、この先このデジャヴな展開が続くのかなあ…。なんでもありって感じがちょっとなあ…。

今週のフラッシュバックはロック。ヘレンと別れた後なのか、共同体のようなところで、仲間と農作業をしながら暮らしていた。ロックは、あるときヒッチハイクをしていた若者エディを連れてくる。だが、エディは警察官だった。その共同体がマリファナで金儲けをしていることを知っていて潜入捜査をしていたのだ。エディが警察官だとわかり逃げようとする仲間に、エディはまだ証拠をつかんでいない、自分がなんとかするといって、エディを狩りに誘うロック。だが、銃を向けるロックにエディがいう。君に人は殺せない、いい人だからと。去っていくエディに「ハンターだ」と叫ぶロックは、エディの言うとおり銃の引き金を引くことはできなかった。過去のロックは、本当にお人よしさんだったのだ。

ハッチが爆発したあと、ロックは草の上に倒れていた。そして声を失っていた。ボタンを押さなかったことで起きた爆発で、ロックはボタン押しが無意味な行為ではなかったとわかり後悔する。島と話をする必要性を感じて、共同体にあったスウェット・ロッジを真似て瞑想するロック。スウェット・ロッジは、ネイティブ・アメリカンの伝統的な儀式。「騎馬警官」の「仮面の行方」にもでてきたけれど、熱い石の上に水をかけてサウナのようにして、心身の浄化、大地との一体感などを得ようとする儀式らしい。島に運命を感じていたロックだから答えを得ることができたのかどうかはわからないけれど(^^)、なぜかブーンがでてきてロックを導く。

「失敗の後始末」をせよというお導きに、エコーの杖。ロックは、救うのはエコーだとわかり、チャーリーを連れてエコーを助けにいく。エコーはシロクマに襲われ引きづられていったらしい。途中、何かの気配に驚くが、それはハーリーだった。ハーリーからジャックたちが捕まったことを知らされる二人。あんまり驚いているようには見えなかったな。ロックは洞窟のようなところに一人で入っていって、傷を負って倒れているエコーを見つける。シロクマに火を放ち、エコーを連れ出すロック。ボタンを押し続けていればこんなことにならなかった、私のせいだと謝るロックに、エコーは、ジャックたちを救える、居場所もハンターだから君ならわかるというのだった。

ハーリーはビーチに帰る途中で裸のデズモンドに会う。爆発で服が吹き飛んでしまったとか。しかし、無くしたもののかわりに、予知能力のようなパワーを与えられたらしい。ハーリーがジャックたちが捕まったとロックに話したときにはいなかったのに、ハーリーがその話をすると、「ロックが助けにいく」と、ハーリーがまだ聞いていない話をする。怪訝な表情のハーリーだったが、ビーチに帰って、ロックが皆の前で「私が捜す」という演説を聞いて驚く。デズモンドは何者なのか?
これからは、彼になんでも聞けばいいんじゃないかと思うけれど、そう簡単にはいかないんだろうな。
# by mint-de | 2007-09-21 13:29 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 47~49話

(2-22) 「隠された取引」

やはりマイケルは、アザーズから「仕事」を命じられていた。ウォルトと引き換えに、ヘンリーを逃がし、仲間を4人連れてこいという。ウォルトを救うために、仲間を2人殺し、ほかの仲間を引き渡す。わが子のために、そこまでする親はどれだけいるだろう? 私はそんな選択は嫌だな。事情を話して、いい方法を考えたい。

フラッシュバックは、マイケルが13日前にウォルトを捜すためにハッチから出ていき、アザーズに捕まり「仕事」を命じられるまで。ハッチにいたマイケルが、コンピューターの画面にウォルトのメッセージを見たのは、偶然ではなかったのだ。きっと監視カメラで、マイケルが座るのを待っていたのだろう。マイケルは、向こうのエサに飛びついてしまったのだ。

マイケルがジャングルに行くと、待ってましたとばかりに、マイケルを捕らえるアザーズのあのひげおじさん。そして、ジャックたちがマイケルを追って、ケイトが捕らえられたとき、マイケルはすぐそこにいたのだ。アザーズでちょっとだけ安心できるのは、ダニエルの娘らしいアレックスが、クレアを心配していてアザーズに洗脳されてしまっていなさそうなこと。

捕らえられたマイケルは、いろいろ質問される。興味深いのは、ウォルトがいそうにないところに現れたことはなかったかという質問。シャノンが見た亡霊のようなウォルトのことをいっているのだろうか? ウォルトを一生懸命捜しているわりには、知らないことが多いと、皮肉をいわれてしまうマイケル。そして、ウォルトと少しだけ会うことを許される。ウォルトは、「テストされてる」、あの貧相なテントのことをいっているのか、「見せかけだ」という。あれだけのハッチをもっているのだから、あのキャンプ場のような場所は「いったい何?」という感じではある。

マイケルは、ヘンリーを逃がし仲間を4人連れてきたら、ウォルトを自由にしてやるといわれる。ジャック、ケイト、ソーヤー、ハーリー、この4人だけ。ジャックは医者だから、役に立ちそうだけれど、あとの3人が何故必要なのかは、ものすごくナゾ。

エコーがハッチに戻ってくる。エコーはすっかり夢のなかのイェミの言葉に洗脳され、教会をつくるより、ボタン押しが神聖な仕事だと信じ込んでしまった。血をふき取っているマイケルに、まるで殺した事情を知っているかのように、昔の話として、自分が殺したものに地獄で会うのが一番怖いという話を聞かせる。

ジャックはマイケルの話を信じて、人数をまとめて出発しようとするが、マイケルは4人でいいという。私でさえ、その人数にこだわるマイケルをいぶかしく思うのに、ジャックはそんなことはないらしい。その点、サイードはさすがに修羅場をくぐっているせいか、マイケルの態度に疑問をもつ。自分の参加を拒否されたのに、握手までして了解したというサイード。多分、自分が不審に思ったのを悟られないために、そうしたのだろう。そして、サイードは、マイケルは怪しいとジャックに告げる。どうするか一晩考えるというサイード。いい案が浮かべばいいけれど。

チャーリーのもとへビンセントが駆けてくる。あのマリア像をくわえて。エコーがやめてしまった教会をつくりつづけようとしているチャーリーは、ビンセントが見つけたマリア像を海に投げ入れる。チャーリーにはもう「いらないもの」になったのだ。その様子を静かに見守るロックさん。

アナとリビーの葬儀が始まった。ハーリーとジャックの追悼の言葉を聞いていたサンが、ふと海を見ると、白い船が浮かんでいる。あの船は、何なのだろう?


(2-23) 「旅路の果て」 

突然、海に現れたヨットに乗っていたのは、デズモンドだった。酒をあおり、すっかりやけになっている。2週間半、フィジーを目指して航海していたのに、何故かこの島にたどり着くという。この海と島から逃れることはできないと絶望的になるデズモンド。磁力が影響して、この周辺から脱出できないという説はあり得るかも。

フラッシュバックはデズモンド。彼が何故世界一周レースに参加することになったのかという話。デズモンドは、ジャックとスタジアムで会った時には医者を目指していたと話していたが、その時は軍隊に入っていて、違反か何か罪になることをしたらしく、軍刑務所の刑期を終えて出所したところ。出所したデズモンドを迎えたのは、恋人の父親。その父親は、娘の相手としてデズモンドはふさわしくないと思っていて、デズモンドが恋人にずっと送っていた手紙の束を見せながら、娘と連絡をとらないことを条件に手切れ金を渡そうとする。デズモンドは自分の名誉を取り戻すために、父親の仕事である外洋レースに優勝して恋人を取り戻したいと思うようになったらしい。

ヨットを持っていないデズモンドが、ヨットを手に入れた話はあまりにも偶然すぎるし、そのヨットの持ち主の妻がリビー(本当の名はエリザベスだった)だったというのもなんだかなあという感じではあるけれど、とにかくそれでデズモンドは、レースに参加して嵐に遭い、この島の砂浜に倒れていたところをケルヴィンに助けられ、3年間のボタン押し生活が始まったということだ。

ハッチでは、ボタン押しに賛成・反対で、エコーとロックが殴りあいになる。ボタン押しの虚しさに気付いているロックは、デズモンドにボタン押しは心理的実験の一つだったと説明して、エコーのボタン押し阻止に協力をあおぐ。デズモンドもボタンを押さないとどうなるのかという話には興味をもったようで、ボタン押しに生きがいを感じていた二人には相通じるものがあるらしく、仲良くエコーをハッチの外に出すことに成功する。しかし、エコーは梯子から外に出て「検疫隔離」の扉を見つけてしまったので、また一騒動になりそうな気配。

サイードはデズモンドの船に運命を感じ、船を利用して先にアザーズの様子を見にいき、ジャックたちと後で合流する方法を考える。かなりアバウトな説明で、それで大丈夫か?と思ったけれど、ジャックは納得した様子。マイケルが怪しいことを話すのは危険なので、ケイトたちには言わないことにしたけれど、それってフェアじゃないと思う。

出発したジャックたちは、途中で、つけていたアザーズの一味と思える一人を撃ち殺してしまい、マイケルの動揺に乗じてジャックが真実を話せとマイケルに迫ると、そこでマイケルは、息子のためにしょうがなかったと、やっと謝る。マイケルの話に言葉もない3人。この時点で引き返すことはできないから、知らずについてきたケイト、ソーヤー、ハーリーは気の毒だ。疑いを持ちながらきたジャックと何も知らなかった3人。サイードが助けになるといいけれど。

サイード、ジン、サンが乗った船はアザーズの陣地へ近づいた。あの足だけの銅像が面白かった。上の部分がついていたらものすごく巨大なものだったに違いない。「ロード・オブ・ザ・リング」みたい(^^)。

ビーチとハッチだけのシーンには、ちょっと飽きていたので、海や島の周囲の風景は新鮮だった。そして、ジャックたちは予告を見る限りでは捕まってしまうみたい。サイードたちは役に立たなかったのか?


(2-24) 「破滅の刻」

結局、ボタン押しには意味があったらしい。電磁気などという物理用語は、まったくわからないけれど、あのハッチ周辺は特異な地質で、かなり強力な電磁気現象が起こるらしい。ボタンを押すことで、蓄積していたエネルギーを放出してバランスを保っていたようだ。

わかったことを整理すると、デズモンドは、ケルヴィンは病気で死んだといっていたが、自分が誤って殺していた(この島には殺人者がいっぱい!)。
ロックが見た絵は、ケルヴィンと一緒にいたラジンスキーが描いたものだった。何かを記憶していて描いたのだから、そのもとになったものは何なのだろう?
ケルヴィンは、このハッチの意味を知り、システムを停止する方法も知っていたが、終わりにする勇気がなくて、デズモンドに後を任せて逃げ出そうとしていた。

ハッチから追い出されたエコーは、ダイナマイトで扉を爆破させようとするが、扉はダイナマイトより強くて逆にエコーが吹き飛ばされてしまう。
デズモンドがケルヴィンを押し倒して殺してしまった日が、2004年の9月22日(私がブログを始めたのが2004年9月21日^^)。慌ててハッチに戻ったデズモンドは、ボタン押しに間に合わなかった。直後に、例の象形文字が現れ、地響きがしてハッチが揺れたが、その後入力したことで、またもとに復活した。その日が、ロックたちの乗った飛行機が墜落した日だと知ると、デズモンドは自分が飛行機を墜落させたと思い込み(飛行機はかなり前から針路をはずれていたので、押さなかったことが直接の原因ではないと思う。逆に磁力で墜落のショックを緩和できた、なんてことはないのかな)、やはり、ボタン押しには意味があると気付き、ボタンを押そうとしたが、エコーが無駄だといって、コンピューターを壊してしまう。

面白いと思ったのは、ザ・パールのハッチにいた人間の方が実験の対象であって、ここのハッチの仕事に意味があったというデズモンドの意見。ジャックたちが見つけた、捨てられた気送管と大量の用紙を見ると、デズモンドが正しいと思う。そして、絶望していたデズモンドに生き続ける気持ちを持たせたのが、やはり失意の底にあったロックで、ロックもまた、デズモンドが照らした光で救われたという話。

もう数字を入力できなくなったことで、デズモンドはケルヴィンが持っていたシステム停止の鍵を使うことを決意する。入力しなかったことで、ハッチが揺れ、すべてのものが引っ張られ、飛ぶ様子を見たロックは、そのときになって、自分の間違いに気付く。いつかどこかで会おうとロックにいって、停止場所へ行くデズモンド。エコーは、チャーリーに助けられながらも、ロックを救おうと戻っていく。エコーはやはり神父さんなのだった。

サイードは、マイケルから聞いたテントの場所へ着いたものの、そこには誰もいなかった。最初から騙すつもりだったのか、用がなくなって引き払ったのかわからないけれど、サイードが着いた場所は、ジャックたちが歩いていた場所からは随分遠かった。

結局、サイードは助けにはならなかった。ソーヤーがサイードの黒い煙に気がついたとき、4人はアザーズに捕らわれてしまう。ちょっとだけホッとしたのは、ハーリーの役目がただのメッセンジャーだったこと。マイケルはウォルトを取り戻したけれど、はたしてどこまで脱出できるのかは疑問だ。こんな形でこの島から脱出したとしても、後悔しまくりの人生だと思う。

デズモンドがシステムを停止させた後、島では異変が起こる。クレアの言葉でいうと、変な音がして空が紫色になった。ラストの寒そうなところで、電磁気異常探知をデズモンドの恋人に知らせたのは変装したジャック(笑)。

あの恋人はデズモンドを捜すために、電磁気の異常地点を探していたということ?
どうしてそんなことがわかるのだろうか? 
ハッチがなくなったら、あの周辺の電磁気はどうなってしまうのだろう?
シャワーやベッドや食料倉庫はもったいなかったけれど、108分ごとのボタン押しから解放されたのはよかったと思う。
# by mint-de | 2007-09-21 13:27 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 44~46話

(2-19)  「救済の地」 

今回は、「救いは人それぞれ」というエコーの言葉が心に残ったエピソード。
ローズは、病気で余命は1年くらいといわれていたらしい。ローズ自身は、その運命を受け入れ、残された日々を大切に生きようとしていたようだが、バーナードは違った。一縷の望みにすがったのだ。結果的には、この島に飛行機が墜落したことで、ローズには奇跡がもたらされた。ロックが歩けるようになったのも、やはり、この島の不思議な力だったようだ。

フラッシュバックは、バーナードとローズの出会いから新婚旅行まで。雪で動けなくなったローズの車を、バーナードが助けてやったことから交際が始まり、知り合って5か月でバーナードがプロポーズ。お互い、一目ぼれのような感じだったらしい。ローズの命が長くないことを知っても、バーナードの気持ちに変わりはなかった。そして、新婚旅行でやってきたのがオーストラリア。

バーナードは、ローズに内緒で、信仰治療師に会いにきたのだ。ローズは、その必要がないといってもバーナードが納得しないことを知り、治療師に会うことにする。その治療師がいうには、地球にはエネルギー・スポットがあって、そのエネルギーを利用することで病気を治せることもあるとか。でも、残念ながらこの場所のエネルギーはローズには合わないという。ただ、ほかの場所なら合うかもしれないと意味深な言葉を残す。

ローズは落胆もせず、バーナードには治ったということにしたらしい。歯医者のバーナードが、こういう治療師に治療を頼むなんておかしい気もするが、それだけバーナードの愛が強いということか。でも、ローズにしてみれば、こういうことに時間を費やすのは徒労感を深めるだけだと思う。それぞれ、救いの求め方が違ったということなのだろう。

バーナードは、島のビーチでダーマの食料を有難がっているだけではなく、何か行動を起こすことを提案する。また飛行機がくることを期待したようだが、何故、食料を投下しただけで助けにこないのか、疑問を持つ者がいないのが不思議(笑)。

バーナードは、衛星にとらえられるくらい巨大な文字をビーチに描けば、救助がくるかもしれないという。何人かはその提案にのるが、1キロ先から大きな石を運ぶという話になって、だんだん協力者がいなくなってしまう。バーナードの案に、ない希望をもたせるのはよくないと否定的だったローズは、そんなバーナードに話をする。

治療師のところで治ったといったのが嘘だったこと、でも、この島にいることで、病気を感じられなくなったこと、この島にいることが自分の救いになるということを。それを聞いて、バーナードは、この島からでていくことより、いることを選択したようだが、普通の人間だったら、やはり出ていくことを考えて当然だろう。私は、バーナードさんより、何もしようとしないみんなに疑問をもつ。そして、ローズが、ロックが車いすを使っていたことを知っていて、島の不思議な力にも気付いていたということに、驚いた。

ジャックは、偽ヘンリーが話した人質交換を実際に試してみようと、ケイトと一緒に出かけていく。偽ヘンリーはウォルトを絶対渡さないという。何故? そして、アザーズとの境界線で話をしようとしたジャックたちの前に、投げ出されたもの。それは、マイケルだった。
マイケルが交換の人員ということなのだろうか?
ウォルトを探しにいったマイケルは、ジャックたちの所へ戻ることを望むだろうか?


(2-20) 「一丁の銃」

マイケルが…! こんなラストは悲しい。きっとウォルトと交換で、アザーズから何かを命じられたのだろう。「すまない」といってアナに銃を向けることではなく、みんなに相談して、いい方法を探せばよかったのに。一人でウォルトを探しにいった時点で、ジャックたちとは縁が切れてしまったのかもしれない。

フラッシュバックは、アナ・ルシア。自分とお腹の子を撃った男を、自分の銃で始末したアナは、それを知った母のもとから去り、空港で搭乗者に金属探知機をあてる仕事につく。アナが空港のバーで飲んでいるときに話しかけてきたのは、なんとジャックの父だった。息子に告発された父と、人を殺したことを母に知られている娘。ジャックの父は、アナに共通点を見出したのか、オーストラリアに行くのでアナに護衛を頼みたいという。ジャックの父は、寂しさからアナに声をかけたようだ。

ジャックの父がオーストラリアに行った目的は、自分の娘に会うため。隠し子だとしたらジャックには妹がいるということになる。結局、その娘には会えず、門前払いをくらう。どん底の気分をさらに堕とそうと、父はもっと情けない気分になろうとアナを誘う。本当に情けない男。アナは、そのときになって自分の間違いに気付いた。母のもとへ帰ることに決め、815便に乗ると母に電話をする。しかし、その飛行機は墜落し、母は二度と娘には会えない結末になった。

ハッチでは、偽ヘンリーが突然アナの首を絞める。どうなるのかと思ったら、ロックが止めてくれた。ロックは、自分を助けてくれたのに、アナになぜそんなことをするのかと偽ヘンリーに聞くと、偽ヘンリーは、ロックはいい人だからという。そして、本当はロックを連れにきたのだという。ちょっと作り話っぽい。

ジャックとケイトが戻り、マイケルをベッドに。気がついたマイケルは、アザーズは、ボロを着て裸足でキャンパス地のテントに住んでいる、そして、女と老人ばかりと、ウソっぽい話をする。ほかにハッチもあるといっていたから、クレアが連れていかれたところと違う施設があるということだろう。だとしたら、粗末な生活ぶりは信じがたい。マイケルは完全に、ジャックたちをそこへ導こうとしているようだ。何も知らずに、マイケルを信じて、ソーヤーから銃を取り返そうとしているジャックが、ものすごく心配だ。

ハッチで留守番をしていたアナは、偽ヘンリーを撃とうとするが、シャノンを撃ってから心境に変化が起こったのか撃つことができない。それを知ったマイケルは自分が撃ってやるという。しかし、銃をもったマイケルが銃を向けた先はアナだった。そして、そこへ運悪くやって来たリビー。リビーも撃ったマイケルは、偽ヘンリーの前で自分を撃つ。きっと偽ヘンリーを無傷で帰せとかいわれたのだろう。すべてはウォルトのためなのだろう。彼らのために二人の命が奪われてしまった。今回のラストはとても後味が悪い。


(2-21) 「死者の伝言」

リビーは死んではいなかった。気が気ではないマイケル。リビーは、瀕死の状態で、マイケルという一言だけをいって、息絶える。マイケルが撃ったといえればよかったのに…。
マイケルは、自分を傷つけてまでヘンリーを逃がしたのだから、絶対、何か命令されてきたと思う。マイケルがこれから何をするのかが問題だ。

エコーは夢を見る。アナがジョンを助けてといい、弟のイェミはハッチの中だ。許しをこうエコーに、イェミは「この仕事は重要だ。続けなければならない」という。さらに、「ジョンを助けて、?マークを見つけろ」「斧を持て。障害があってもやり遂げろ」と謎の言葉を残す。目覚めたエコーは、ロックを探しにハッチへ。そこで、エコーはアナの死を知る。夢にでてきたアナは体から血を流していた。エコーの夢はただの夢ではなく、何かの暗示なのだと確信するエコー。私にはわけがわからなかったが、エコーにとってこの島に墜落したことが、すでに一つの啓示だったのだ。

シドニーで神父として働いていたエコーは、アメリカ旅行の前に、川で溺れた娘が生き返った件で調査を命じられる。娘の母親は、この奇跡をバチカンに知らせたいと喜んでいたが、実際は、川で低体温に陥った娘を死んだものと誤解しただけで、検視中に生きていることがわかった事件だった。娘の家を訪ねたエコーは、霊能師の父親から、「私は詐欺師だ、奇跡などない。妻は私を困らせたいだけ」といわれる。エコーに何かいいたそうだった娘は、アメリカに出発するエコーを追って、空港にやってくる。そこで、その娘は信じられない言葉を口にする。生死のさかいで、イェミからの伝言を預かった。もうじき兄さんに会える、兄さんを信じていると。

墜落した小型機とイェミを見つけたことから、エコーは奇跡を信じ、夢の暗示も信じようとしたのだろう。エコーは、逃げたヘンリーを追う仕事を引き受け、ロックを誘う。でも、エコーの目的はヘンリーを追うことではなく、「ジョンを助けて、?マークを見つける」こと。

何も知らないロックは、はじめは協力的ではなかったが、「夢にしたがったことはないのか?」とエコーにいわれて、相通じるものを感じたのか、一緒に行動することに。そして、小型機の墜落地点で、不思議なことに、今度はロックの夢にイェミが現れる。その夢にしたがって崖を登ったエコーは、遂に?マークを見つける。そこは、塩がまかれて草が生えないようになっていて、?マークが現れていた。上空からわかるように何かの目印になっていたのだ。そこで、下に何かがあるとわかった二人は、ハッチの扉を見つける。エコーの斧が役に立ち、前と違ってハッチは簡単に開く。

ハッチの中には、何台もテレビがあり、スイッチをいれると、何と、ジャックたちの姿が映し出される。このハッチは、ジャックたちがいるハッチを監視するハッチだったようだ。本棚から見つけたダーマのビデオを見る二人。あのナマステおじさんがいうには、これはオリエンテーションのステージ5で、ここは監視基地。参加者は、ただ映像を見て、彼らを監視して、記録すればよい。彼らが知っているかどうかは問題ではない。彼らは職務を至上命令だと思っていると、意味不明なことを述べている。

あのデズモンドがボタンを押していたのも、この実験の延長線上の行為だったのかもしれない。何かがあって、実験の終了を知らないまま時が過ぎていったのかも…。ロックはすっかり興ざめしたみたいだったが、エコーは、ボタン押しが重要な行為であると説く。ロックは、ボタン押しはジョークだ、自分の惨めな人生みたいに意味がないといっても、エコーの熱意は変わらない。エコーにとっては運命の場所だったかもしれないが、そのことと、ボタン押しに意味があるというのは結びつかないけれど、「障害があってもやり遂げろ」というイェミの言葉に、エコーは意味があると信じたいようだ。

私は、ためされているという言葉は、あたっているかもしれないと思う。今もどこかで、監視カメラを見ている人たちがいるのだろうか?
# by mint-de | 2007-09-21 13:24 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 41~43話

(2-16) 「秘密」

ヘンリーに描かせた地図の場所を目指して、気球の墜落場所に行った3人に疑問を感じた。とても適当に描いたとは思えないからだ。ヘンリーがラストでいったように、アザーズの陣地だったらどうするんだろう? それと、エコーが乗るはずだった小型機のように、すでにそこにあったのを知っていて描いたかもしれない。どっちみち、気球があったところで、シロかクロの判定は難しいのではないだろうか。

フラッシュバックは、サンとジン。ジンは、サンとの間に子どもができれば、サンの父親の態度も変わり、汚れ仕事に関わることもなくなるのではないかと考え、早く子どもを作りたいと思っていた。でも、なかなか結果がでないので、二人で検査を受ける。医者は、サンに問題があって、妊娠は難しいという。それを聞いたジンが、その場で怒ったのにビックリ。サンが知ってて黙っていたと決め付けるなんて。サンも漁師の息子と結婚したかったからだと、なぜウソをいったのだろう。そんな態度をとるジンにガッカリしたのかもしれない。

サンは、以前お見合いをしたホテルオーナーの息子に英語を習うという理由を作って、彼と会っていた。ジンから逃れるために、気晴らしをしたかったようにも見える。子どもを産めないと知って、嬉しかったともいっていたから、ジンへの愛情はかなり冷めていたようだ。

島の菜園で、一人作業をしているサン。ジンは、そんなサンを心配する。また襲われるかもしれないからと。でも、サンがその言葉に従わないと腹を立てて、植えているものを引っこ抜いてしまう。ジンは穏やかになったと思っていたので、この行為に驚いたが、サンへの思いやりが強いせいで、ちょっと力が出過ぎちゃったのかも。

一人になったサンは身体の変化に気付き、ソーヤーから妊娠検査薬をもらう。こんなものが荷物のなかにあったなんて、ものすごくおかしいけれど、とにかくサンの役にたったよう。陽性の反応に、検査薬の信頼性をジャックに尋ねたサンは、まずジンに話すべきだと忠告される。確かに、ケイト、ソーヤー、バーナード夫妻も知っているのだから、ジンが知らないのはまずい。

でも、サンには誰にもいえない秘密があったのだ。妊娠できないのは、サンではなく、ジンのほうに問題があったから。その事実をサンは、後で知った。医者は、サンの父親とジンを恐れるあまり、ウソの結果を教えたのだ。はっきりいって、こんな医者は免許剥奪です!その事実をサンは、やっとジンにいうことができた。それは、奇跡が起きたことだと妊娠を喜ぶジン。はたして、ジンの子どもなのだろうか? でも、サンはジンとやり直すことに決めたので、はっきり事実を伝え、あのオーナーの息子のことは封印するつもりなのだと思う。

アナは、ロックから、警察官の経験をいかして、ヘンリーを尋問するように頼まれる。ロックの、「私のハッチ」にいる男を追い出したい、という言葉に、ロックのハッチへの執着を感じる。ロックは、ハッチにいるからヘンリーが邪魔だと思っているみたい。アナは、気球が落ちた場所がわかれば、シロかクロの判定ができると考え、ヘンリーに、墜落場所の地図を描かせる。そして、殴るほどヘンリーがアザーズかどうか知りたいサイードと、チャーリーに同行してもらって、墜落場所へ。

途中で、アナは、やっとサイードに謝罪の言葉を口にする。それを聞いたサイードは、アナの行為を、仲間を守るためにしたことで、シャノンを殺したのは本当はアザーズなのだと庇う。そういう風に考えられる、アナに寛容なサイードにほっとする。でも、ヘンリーがアザーズだったら容赦しないという言葉は、ちょっと怖い。

気球はなかった。アナは、また間違いを犯したくないので、ないと確信するまで探すという。アザーズのワナにはまらないことを願うのみである。

一方、ハッチでは、ヘンリーから、アナに気球の地図を描いたと知らされるロックとジャック。信頼関係に問題があるとか、自分が敵だったら、わざと敵のワナにはまるような場所を地図に描くとか、交換の人質とか、不安を煽ることをいうヘンリー。私には、ヘンリーの「牛乳ある?」が、余裕たっぷりの言葉に聞こえた。


(2-17) 「封鎖」

ヘンリー・ゲイルと名乗った男を、守ると約束してしまったロック。ロックは、ニセ・ヘンリーをこれからどう扱うのか? そして、父親に騙されたのに、それでも父との愛情を確かめたかったロック。父親のいない生活をしてきたので、父というものに幻想を抱いてしまったのかもしれない。今回は、つくづくロックが哀れに思えた。

フラッシュバックのロックは、ヘレンと共に暮らしていて、とても幸せそうだ。しかし、父アンソニーの死亡記事を見つけてから、その幸せが崩れていく。父の埋葬に出かけたロックは、不審な二人組を見かける。そして、埋葬を確かめるようにして停まっている車。何かに気付いたようなロックの表情。父は死んではいなかった。追われているので、死んだことにしようとしたのだ。父はロックに、詐欺で得た70万ドルを貸金庫から、とってきてほしいと頼む。よくもまあ、こんな頼みができるものです! 私だったら、その場でサヨナラをいいます。しかし、ロックは、その頼みを聞いてやるのだから、いったい何を考えているのかわからないけれど、父親の愛情というか絆を求めていたのだろう。あんな仕打ちを受けても、頼まれたことがうれしかったのかもしれない。20万ドルくれるといったそのお金のためにしたことではなかったのだから。

父への愛情のためにした行為で、ヘレンを失ってしまったロック。ヘレンは、ロックにウソをつかれたことが、許せなかったのだと思う。ロックは、父とヘレン、どっちが大切か、気付くのが遅かったようだ。

ヘンリーからアナたちのことを知らされたジャックは、もう一度、気球の地図を描けと怒るが、ロックにもう遅いといわれ、ハッチからでていく。ハーリーに聞いても、アナたちは昨日ジャングルに出かけたといわれ、ジャックは、追うのを諦めた様子。そして、ソーヤー、ケイト、ハーリーがトランプ遊びに興じているのを眺め、そのうち自分もその仲間に加わる。ソーヤーとの一対一の勝負では、ソーヤーのもっている薬を賭けさせて、ジャックが勝ち、やっと武器庫にあった薬を取り戻すことができる。

二人がトランプ遊びをしていたころ、ハッチにいたロックはとんでもない目にあっていた。雑音が聞こえてきて、カウントダウンがゼロになった途端、なんと防護扉が降りてきたのだ。慌てるロック。かろうじて、すべての扉が降りてしまう前に、1か所だけ工具を差し込んで、完全に閉まるのを防ぐことができた。しかし、そこから扉を持ち上げるには、一人では無理。そこで、ヘンリーに助けを求めることにしたロック。

ヘンリーは、扉を持ち上げられたら、他の人たちが手を出さないように、自分を守ると約束してくれと、ロックに迫る。ヘンリーを見つめ、彼を信じようとするロック。こんな場合は、しょうがないと思うけれど、もう少し条件をつけて返事をすればよかったのに。ウソをついていたら、約束は守らないとか…。

二人で力をあわせて、一度は上がった扉だったが、また下に落ちたため、ロックは、扉に挟まれて身動きができなくなる。そして、ボタン押しの時間も迫ってくる。実行する人がいないので、ヘンリーに頼むしかない。ヘンリーは通気孔をつたい、例の数字を入力する。この間、一瞬暗くなったときに、壁に浮かんだ不思議な図は何だろう? ロックが見たことに意味があるのか?

その後、扉は上がり、ヘンリーは逃げてしまったのかと思ったけれど、彼は逃げずに、戻ってきた。「戻ってくれてありがとう」なんていってしまうロック。確かに、ヘンリーが助けてくれなかったら、ロックの足はダメになっていただろう。ロックにとって、ヘンリーはロックを助けた、いい人になってしまった。ヘンリーもロックを助けたことで、ロックという心強い味方ができたのだ。アナたちが、地図の場所で、気球を見つけ、墓も見つけたけれど、埋められていたのが、ヘンリーの妻ではなく、免許証からヘンリー・ゲイルという黒人の男性だと知ったとしても。
これからのロックに興味津々です。

それから、ジャックとケイトが見つけた、パラシュートで降ろされたダーマの食料は、誰のためのものなのか? パラシュートが落ちてきたので、それをハッチが感知して、扉がしまったのか?
またまたナゾが増えてしまった。


(2-18) 「再会」

今回のフラッシュバックで、ハーリーが、何故、精神病院に入院していたのかがわかった。ハーリーには申し訳ないけれど、その理由にちょっと笑う。ハーリーは、その体重の重さが原因で、デッキが落ち二人が亡くなったと思い込み、それから、統合失調症になったらしい。事故の原因は、定員をオーバーしていたことであって、ハーリーだけの重さで落下したわけではないのに。ハーリーは、自分が太っていることに、耐えられなくなったのかもしれない。

ハーリーは、病院で治療中に、デイブという男と知り合う。彼は、ハーリーにいろいろアドバイスをしてくれる。ハーリーは、医者よりデイブを信じていた。ある日、医者が写真を撮ってくれた。ハーリーは、デイブの肩に手を回し、一緒にカメラに納まる。しかし、あとで医者から写真を見せられて、ハーリーは愕然とする。

そこにデイブは写っていなかった。デイブは、ハーリーの幻影だったのだ。そのことに気付いてから、ハーリーは病気と向き合い、治療に積極的になって退院できたらしい。優しくて寛容な今のハーリーを見ていると、心を病んだことがあるようには見えなかったけれど、太っているということに、やはりコンプレックスがあったようだ。

島にいる今、病気は治ったはずのハーリーだったが、ダーマの食料を見てから、心に変化が生じてしまったらしい。ダーマの食料を隠しもっていた自分がイヤになり、リビーの助言もあって、隠してあった食料を威勢よく捨ててしまう。でもねえ、都会じゃないんだから、こんな島では貴重な食料をそんな風に捨ててしまっていいのかと、突っ込んだ私です。

しかし、せっかくのハーリーの行為も結局はムダになってしまう。ジャックたちが見つけた、空から降りてきたダーマ印の食料を、みんなが我先にと取り合っていたのだ。うらめしく見つめていたハーリーは、向こうにあのデイブの姿を認める。慌てて追うもののデイブは消えてしまう。デイブが幻影だとわかっているハーリーは、ソーヤーから鎮静剤を貰おうとするが、からかわれてソーヤーに飛びかかる。ハーリーの重さでは、ソーヤーに勝ち目はない。このシーンがものすごく楽しかったのは、私だけではないようで(^^)、ジンも笑っていたのが、おかしかった。

また、病気になってしまったことを気にしたのか、ハーリーは一人で洞窟へ。そこに現れたデイブは、今起きていることは現実ではないと、ハーリーを混乱させる。だんだん、その気になっていくハーリーが、ものすごく心配だったけれど、そこへ、心配したリビーがやってきて、今にも崖から飛び降りてしまいそうなハーリーをなだめる。何故、リビーがハーリーにこんなにも優しいのか疑問だったが、なんと、リビーはハーリーと同じ時期に、同じ病院で治療を受けていたのだ。臨床心理士のリビーが、何故?

ハッチでは、ロックが足の治療中。骨折しているけれど、車いすは使わず、杖で過ごすことにしたロック。車いすには、二度と乗りたくないのだろう。ニセ・ヘンリーは、サイードとアナに尋問されて、墜落時にヘンリーは死んでいたというが、サイードは、墜落後もヘンリーが生きていた証拠のメモを読み上げる。ウソだとわかり、アザーズだと確信したサイードはニセ・ヘンリーを銃殺しようとするが、アナに止められる。こんな風に短絡的なサイードは、サイードらしくない。気になったのは、ニセ・ヘンリーが、自分だって、やりたくてこんなことをしているわけじゃないとか、話したら何をされるかわからないとかいっていたこと。ニセ・ヘンリーにも事情があって、無理やりアザーズの仲間にさせられているのかも。

銃声を聞いて心配したロックは、ニセ・ヘンリーと二人で話をする。ロックは、ニセ・ヘンリーがアザーズだと知っても、彼を信じたい様子だ。ニセ・ヘンリーは、ロックにこのハッチはジョークだという。ボタンを押しにいったが間にあわなかった、赤い絵が現れた、そして、ボタンは押さなかったのに、タイマーは0から108に戻ったというのだ。あのコンピューターのボタン押しには、いったい何の意味があったのだろう?
# by mint-de | 2007-09-21 13:20 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 38~40話

(2-13) 「詐欺の手口」

ソーヤーは、傷が癒えて本来の自分に戻ってしまったのか、詐欺の手口で、ケイトやロックを騙し、銃を手にする。銃をもつことで、ソーヤーの立場がよくなるとは思えないので、このしっぺ返しをくらって、自滅しないことを願うばかりだ。

フラッシュバックは、ソーヤー。女を騙して60万ドルを手にした話。ソーヤーは、離婚の慰謝料として60万ドルを持っている女キャシディと半年付き合って、彼女の愛情を手に入れる。キャシディは、ソーヤーが詐欺師だと知っていながら、仕事ぶりを見せてくれだなんていう変わった女。私から見るとちょっとおバカさん。私だったら、ソーヤーがいったように、そのお金で、南の島にでもいって優雅に暮らしたい。でも、彼女は、ソーヤーと一緒にいて幸せを感じたいという。ソーヤーは詐欺師なのに…。

彼女は、自分から言い出した「ロングコン」(カモが自分の意志でしたような詐欺の手口らしい)で、墓穴を掘ってしまう。ソーヤーは、少しは、キャシディに愛情があったのか、仲間のコーディに、彼女を騙せないというものの、コーディを裏切ることは、自分とキャシディの死を意味するので、ロングコンを実行する。最後までソーヤーを信じていたキャシディは、なんて愚かでお人よしの女なんだろう。自宅を去るとき、二人が写っている写真立てを倒したソーヤーは、少しは罪悪感をおぼえたのかもしれない。

銃の保管場所で、ロックから錠の数字を聞くジャック。お互いの信頼関係を詮索しながら、銃を使うときは、互いに話を通すことで、意見の一致をみる。ジャックは、薬も保管したほうがいいというロックの助言に従い、ソーヤーの場所から、勝手に薬を持ち出そうとする。出発前は自分のものだったといって、怒るソーヤー。このときソーヤーは、リーダーとして仕切るジャックへの怒りが頂点に達した様子。

アナは、ジャックに錠の数字を尋ねる。教えてもらえないのを承知で聞いているけれど、教えてもらえないことに、落胆したようにも見える。アナは、銃さえあればいいと思っているところがあって、そこが怖い。

菜園にいたサンが襲われる。悲鳴を聞いたソーヤーとケイトがサンを見つけ、テントへ。額を怪我しているだけだが、皆は、何故襲われたか喧々諤々。アナは銃をもって見回りをしたほうがよいというが、ロックは反対する。味方を撃つのがおちだといって。私もそう思う。

ソーヤーは、ケイトを誘い、襲われた現場へ行く。そして、サンの事件が、「アザーズ」に似せた何者かが仕組んだことのように、ケイトに思わせる。後になって考えると、私もソーヤーにすっかり騙されていたわけで(笑)、ケイトが、ソーヤーの言葉を信じたのも頷ける。ケイトは、ソーヤーがそれとなく匂わせた、軍に入る人が増えることを望んでいるアナに疑いの目をむけ、ジャックにもその話をする。ジャックもアナを疑ってしまったようで、単純なジャックには呆れるばかり。

サンが気がつき、抵抗して逃げるときに転んで怪我をしたことがわかる。相手の顔は見ていない。危機感をもったジンは、銃、銃といいだす。その様子を意味ありげに眺めているソーヤー。アナと目があったケイトは、アナが銃を使いたがっていると察し、銃を使わせないようにするために、ソーヤーにロックのところへ事情を伝えにいってという。

ハッチの中で、本の中に何か入っていないか調べていたロックは、ソーヤーから話を聞き、急いで銃を移動する。後からやってきたジャックとジンが目にしたのは、空っぽの武器庫。ジャックは、ロックに銃を渡せというが、ロックは、また事故が起こるだけだといって、相手にしない。ロックは、マイケルに銃の撃ち方を教えたことを後悔していた。銃を持たせることは危険だとよくわかっているのだ。しかし、そのとき、信じられないことに銃声が響く。ソーヤーが銃を手にしていたのだ。

すべては、ソーヤーが仕組んだことだった。ロックに仕返しをしたかったチャーリーにサンを襲わせ、ロックを尾行して、銃を盗ませたのだ。チャーリーは銃をもっていないのか? ソーヤーは、ジャックとロックが仕切ることに、我慢がならなかっただけなのだろうか? なぜやったのかという「ロングコン」に巻き込まれたケイトの質問には答えず、ソーヤーは悪党は悪事しか頭にないと、うそぶくだけ。しばらく詐欺行為をしていないので、試してみたくなったのかな(笑)
ソーヤーらしいエピだったけれど、ケイトは、かなり傷ついたと思う。

サイードは、ハーリーが持ってきた小型機の無線機を直し、ハーリーと共に、調子を試してみると、音楽が聞こえてくる。「ムーンライトセレナーデ」を聴く二人は、今週の癒やしキャラ。この無線機、役に立つのかな。「アザーズ」が流しているのかも…。


(2-14) 「捕らえられた男」

シーズン1の21話で、何故サイードがヒースロー空港でCIAに捕まり、潜入捜査を頼まれたのか理解できなかったが、その理由がわかった。サイードは英語を話せた。その英語が彼の命を救ったのかもしれないが、また逆に、アメリカ軍に利用されるだけの捕らえられた男だったとも言える。タイトルは、ダニエルが捕まえた男という意味とサイード自身も指しているのだろう。

イラクがクウェートに侵攻したため、アメリカ軍がイラクに乗り込んできたとき、サイードは、軍の忠実な兵士だった。攻めてきたアメリカ軍の兵士の「指揮官は誰だ」という問いに、サイードがここにはいないと答えたことから、サイードはアメリカ側に通訳として利用されることになった。墜落したパイロットの所在を知りたいアメリカ側は、それを知っているサイードの上司であるタリクに、サイードを使って質問する。しかし、タリクは、アメリカに協力するサイードに反感をもつだけで答えようとしない。

忠誠心のあついサイードは、はじめは上司を庇っていたが、タリクが以前、化学部隊を指揮していて、サイードの親戚が住む村でサリンを使用したという話を聞き、その忠誠心が揺らぎ始める。その話が本当かどうかは疑わしいが、タリクがサイードに自殺しろといって顔に唾をかけたときに、サイードは、上司を拷問することを決意し、アメリカ側に必要な情報を伝える。そして、サイードはアメリカ軍から解放され、イラクから出てきたようだ。拷問することによって、知りたいことを知るという術を身につけて。

サイードは、アナから不審者の話を聞き出て行くが、それはダニエル・ルソー。アナにこのことは黙っていろといったのは、何故? ダニエルについていくと、網の中に動物のように閉じ込められた男がいる。ダニエルは「アザーズ」だといい、逃げようとした男の背中に矢を放つ。そして、サイードに縛ったままで治療をして、尋問をしろという。彼はうそつきだからと。サイードもかなり荒っぽい扱いを受けたが、ダニエルは、何をするかわからないところが、本当に怖い。

男はミネソタからきたヘンリー・ゲイル。ハッチでジャックが治療している間、サイードはロックにヘンリーをどう思うか尋ねる。4か月前、気球で太平洋を妻と横断中に墜落し、妻は3週間前に病気で死んだという話は、ウソではないようだが、確かめる術がないというロックに、方法はあるというサイード。サイードは拷問で真実をはかせることにしたのだ。しかし、拷問で真実がわかるのだろうか?拷問者が知りたいことをいわないかぎり納得してもらえない気がする。

ジャックは、サイードが武器庫でヘンリーを拷問していることを知り止めようとするが、ロックに阻止される。しかし、数字を打ち込む時間になって警告音が鳴り出したために、ロックはボタンを押しに走り、ジャックは拷問を止める。入力が間にあわなかったのに、変なイラストが出ただけで、またもとの108という数字がでてきたのは、どうしてなんだろう? ほんのちょっとの差だったので、大目に見てくれたのかな(笑) とにかく何事も起きなくてよかった。

サイードは、男はアザーズだと確信したようだ。殴っても罪悪感を覚えなかったからだという。その話を、チャーリーにするサイード。チャーリーは首を吊られて危機一髪のひどい目に遭っているので、サイードの話がわかると思っているようだが、私には、その話には無理があるように思う。確かにヘンリーは目が怪しいしどうも胡散臭いけれど、信じられないなら、閉じ込めておくだけでいいのに。6年間、苦しみながら生きてきたサイードのはずなのに、シャノンを失ったことで、拷問者としての才能に目覚めてしまったのだろうか?

カエルの声がイヤで、それでも一人で探しにいけないソーヤーに笑ってしまう。ドレッシングをためこんでいたハーリー。ドレッシングだけでお腹がいっぱいにはならないのに、そんなにあってどうする? ハーリーは、見つけたアオガエルを遠くへもっていって逃がすことを提案したのに、手で握りつぶしてチキン味に似ているというソーヤー。ものすごく感じの悪いヤツです。


(2-15) 「記憶の扉」

ワクチンにまでダーマのロゴがついていて、思わず「スゴイ」と思った私です(笑)。缶詰にもついていたけれど、この組織、どのくらいの大きさなのだろう? そして、クレアが探し当てた場所は、もう誰もいなくて移動してしまったあと。あの場所のほかにもアジトがあるということだけれど、どうやって引越したのかな?(^^)

クレアは、アーロンが熱をだし、その上、発疹がでてきて心配になる。そんなときに、ダニエルがやってきて、「感染したの?」「覚えてないの?」と、クレアの不安を煽る言葉をかける。その言葉に反応して、クレアの脳裏に、一瞬、記憶がよぎる。ワクチン、注射、女の子。アーロンを診たジャックは、心配ないというが、クレアは、ダニエルの言葉と、フラッシュバックの映像が頭から離れず、アーロンが感染したのではないかと、さらに不安になる。

そして、臨床心理士のリビーの力を借り、イーサンに誘拐されたときの記憶を取り戻そうとする。記憶のなかで、イーサンは白衣を着て、クレアに注射をしている。そこで、クレアは、アーロンの病気を治すには、誘拐された場所にいって、薬をとってこなければならないと思いこむ。私は、ワクチンとイーサンがいっていたので、アーロンが、感染しないように注射を打たれたわけだから、なぜ、クレアがそう思うかわからないけれど、クレアは、とにかく、あのときに、なにかされたと思い込んでしまった様子。そして、ケイトと共にジャングルへ。ソーヤーが、ケイトに銃を貸したのには驚いたが、ケイトだから貸してくれたのかも。

ケイトとたった二人で、アザーズの住みかにいくなんて無謀すぎる気もするけれど、「母は強し」ということでしょうか。そして、もう一人の母、ダニエルとも合流して、クレアの記憶を頼りに、イーサンに連れていかれた場所をめざす。クレアは徐々に誘拐されたときのことを思い出していく。あのとき、クレアはなにか薬をのまされて、洗脳されている感じで、赤ちゃんをそこで産んで自分だけ帰ることも考えていた様子。そして、あのゴリラおじさんは、リストを作ってから連れてくるはずだったとイーサンにいっていた。「彼」になんというと、心配していた彼って誰? さらに上司がいるわけですね。ヘンリーかも? 

クレアが思い出した場所で、ダーマのロゴのある扉を見つける3人。中に入ったものの、誰もいないし、何も残っていない。そこで、クレアはすべてを思い出した。10代の女の子に、赤ちゃんを取り出そうとしているから、すぐに逃げてといわれたこと。気付いたときは外にいたこと。アザーズの呼びかけに答えているときに、ダニエルがやってきたこと。そして、ダニエルがアザーズから自分を守ってくれたことを、クレアはやっと思い出したのだ。その10代の女の子は、ダニエルの娘アレックスらしい。クレアは、ダニエルとその娘に助けられたのだ。私の捜しものもなかったといったダニエルが、可哀想だった。

ハッチでは、依然、ヘンリーの正体がわからず、ロックは、ジャックのやり方に不満そう。ジャックはジャックで、意味のないボタン押しに不満がある様子。二人の確執を見抜き、ロックを煽るヘンリーは、やっぱり胡散臭い。でも、ロックさん、ヘンリーに医者に仕切らせておくのかといわれたくらいで、食器にあたるなんて、そんなにジャックが気に入らなかったのか?

エコーは、ハッチにノコギリを借りにきて、すぐになにものかの気配を感じるなんて、彼もただものではない。ヘンリーと話したいといって武器庫に入り、連れ去られそうになったとき、二人の人間を殺してしまったことを、ヘンリーに謝るエコー。エコーは、彼がアザーズだと見抜いたのだろう。もしかしたら、襲撃時に何かを見たのかもしれない。

ダーマの関係者がアザーズだと考えていいのだろうか? ビデオでは、ちゃんとした目的が語られていたのに、平気で人をさらい、危害を加える彼らは、一体何を考えているのだろう?
# by mint-de | 2007-09-21 13:17 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 35~37話

(2-10) 「詩篇23章」

エコーの過去もつらいものだった。弟を救うために人を殺したことで、望みもしなかった悪の道に入らざるを得なくなり、悪の道を生きていたエコー。しかし、あるとき、弟はエコーを救うためにした行為がもとで、命を失ってしまう。そして、その後は運命のいたずらで神父になったエコー。エコーが、神の言葉にすがるように生きてきた気持ちが理解できるエピだった。

フラッシュバックは、ナイジェリアで暮らすエコーの少年時代から始まる。
無邪気にサッカーに興じる少年たち。そこへ、銃を持った男たちを乗せた車がやってくる。
子どもをさらってギャング団の仲間にするつもりらしい。教会から、もう子どもをさらうのはやめてくれと叫びながら出てきた老人を、男の一人がなぐり、エコーの弟イェミに銃を持たせ、その老人を撃てと命じる。エコーは躊躇しているイェミから銃を取り、その老人を撃ってしまう。弟のために。
そうして、エコーは男たちの車に乗せられ、悪の道で生きていくことになった。天性の殺し屋と称されるまでになっていたらしい。昔はものすごく怖い人だったのね。

あるときエコーは、大量の麻薬を手にする。国内で売るには量が多すぎてさばき切れないので、飛行機で国外に持ち出したいが、ナイジェリアの民間機で飛行が許されているのは、国連と教会関係者だけ。エコーの弟が神父だと知って、エコーに買わせようとする売り手の魂胆を見抜いたエコーは、その麻薬を安く買う。そして、神父のイェミに飛行機を借りて、国外に持ち出そうとする。もちろん、イェミは断る。しかし、断ればエコーの仲間が教会を焼くだろうという言葉に、イェミは苦渋の決断をする。エコーたちを神父に任命した書類にサインをするが、お前も罪人だというエコーの言葉に、「神は僕を許す」と返すイェミ。

それで、エコーは、マリア像(チャーリーがもっていたあの像。これで、なぜ麻薬が入っていたかわかった)を300体買い、お金を払った。そのお金でワクチンを買えるらしい。麻薬を国外に出し、国内の子どもたちにワクチンを与えられるのだから、エコーなりの善の行いだったのかもしれない。

しかし、麻薬を積み込み、飛行機で発つ直前に、イェミが車でやってくる。「軍に通報した」と。イェミは真の善人だったのだ。エコーを悪の道から救うチャンスと考え、行くのを止めようとしたのだ。だが、イェミの考えたように、ことは進まなかった。やってきた軍の兵士の銃撃で、イェミは命を落とす。仲間の一人は、撃たれたイェミを機内に入れると、エコーを突き飛ばして扉を閉めてしまう。呆気にとられたエコーは、やがて、「神父様? ご無事で?」という兵士の声を聞くのだった。

仲間は、エコーのことを考えてしたのだろうか? あの麻薬のお金を独り占めできるから、突き飛ばしたのかと考えてしまうけれど、あとで、エコーは命の恩人といっているので、ここはちょっと疑問。

マイケルは、ウォルトと交信したいばかりに、ケイトと当番を代わる。
エコーは、銃の管理を万全にすべく金庫の鍵をチェックしたり、マイケルに銃の撃ち方を教えたりするが、今ウォルトを探しに行くのは賢明ではないと助言する。
ケイトはソーヤーの散髪を楽しそうにやっていて、ソーヤーのにやけ具合も微笑ましい。そこへ、ソーヤーに薬を渡すためにやってきたジャック。ジャックは、「なんともないさ~」って感じだったけれど、内心どうなんだろう?
ジンは、アナにサンを紹介する。微笑むアナ。アナは少しずつとけ込んでいけるかもしれない。

クレアに、聖書の言葉は、心の糧だと話すエコーは、クレアからマリア像の話を聞き、チャーリーに、飛行機の墜落現場まで案内するようにいう。エコーは全部お見通しなのに、麻薬中毒だと思われたくないチャ-リーは、のらりくらり。

途中で、エコーは、あの時、扉を閉めた神父姿の仲間の遺体を見つける。命の恩人だといって、祈りをささげるエコー。確かにこの飛行機にエコーも乗っていたら、今のエコーはないけれど、麻薬を独り占めしようとしていたら、そういえるだろうか? それとも、神父として生きてきたエコーの立場で考えると、彼は命の恩人と解釈できるということ?

その後、場所がわからなくなったチャーリーが木に登って周りを見ていると、あの黒い煙が襲ってくる。しかし、ひるまずに立ち続けるエコーの前に、その煙は退散。意外と小心だ!(笑) 
あのあたりに何かあって、防衛しているのだろうか?

エコーはやっと墜落現場で、弟の遺体を見つける。遺体を抱きしめて泣くエコー。子どものころにつけていた自分の十字架を弟の胸からとり、それを握りしめる。チャーリーの神父じゃないのかという問いに、エコーはやっと答える。
「私は神父だ」
そして、聖書の詩篇23章を唱える。エコーの魂を生き返らせてくれた主の言葉を。

クレアは、チャーリーが麻薬をやっていたと知り、怒り心頭の様子。チャーリーの荷物とチャーリーを追い出し、アーロンに近づくのを禁止する。

チャーリーは、ヤクをやめようと思っていたら、あのマリア像を全部捨ててもいいと思うけれど、そうできないところを見ると、ヤクを絶てるのはまだまだ先かもしれない。


(2-11) 「境界線」

今回、ほんのちょっとだけれど、アザーズの一部がわかった。ジャックたちは、アザーズに「許された」から、アナたちのように何人もの犠牲者をださずに済んだらしい。何を基準に「許された」のかは不明だが、銃を保持していることが、アザーズにとっては、脅威になったのかもしれない。私は、アザーズとダーマとは関連があるのかと思っていたが、ハッチの存在を知っていたら、武器庫をねらうはずだから、彼らは関係がなさそうだが、ウォルトのメッセージが、なぜハッチのコンピュータに流れるのかはナゾだ。

フラッシュバックはジャック。脊髄に腫瘍のある患者が、訪ねてくる。ジャック父子は、腫瘍の除去は困難だと判断するが、その患者と娘は、ジャックがサラの脊柱損傷を治したことを知っていて、ジャックに手術を願い出る。奇跡を信じたいといって。ジャックは、父ではなく、自分に依頼されたことが、嬉しい様子。頼りにされると、俄然張り切るタイプで、のめりこんでしまうようだ。その患者の娘も、最初から、ジャックを見つめる眼差しに、ほかの思いが込められているようで、あやしげだった(笑)。ジャックの努力もむなしく、手術は失敗する。落胆と悲しみの感情を抑えきれない娘は、ジャックにキスしてしまう。それを受けるジャック。父親から一線は越えるなといわれていたのに。

サラとの関係は冷え切ったものになっていたが、患者の娘とキスしてしまったと話したジャックの言葉に、サラは別れを切り出す。ジャックは仕事に一途な自分を反省して、もっと一緒にいる時間を持とうと思っていたのに…。「いつも直すものが必要なんだわ」 サラは、結婚してはじめて、ジャックがどういう人間かわかったのだ。サラのほかに誰かいるといういいわけは、ウソかもしれないと思う。これ以上傷つきたくなくて、そして、ジャックを責めたくなくて、そういったのかもしれない。

ハッチの中で目覚めたジャックは、ロックがいないことに気付く。倒れているロックに駆け寄ると、なんとマイケルが銃を向けている。マイケルは、自分一人で今すぐにウォルトを捜しにいくという。ジャックはいつか捜しにいくつもりだったとしても、マイケルには、いつかじゃダメだったのだ。いくらロックに銃を習ったといっても、一人で行くなんて…。

武器庫に閉じ込められたジャックとロックだったが、包帯交換にやってきたケイトとソーヤーに助けられる。すぐ、4人でマイケルの後を追うが、ジャックはケイトに残るようにいう。ケイトは不満。二人のやりとりを見ていたソーヤーが、ジャックに「何をされた」と聞いたのには、笑ってしまう。ソーヤーは、ケイトの行動がよくわかるらしい。でも、自分がケイトを愛しているといってしまったことは、もちろん覚えていない。

3人でマイケルを追うものの、結局迷ってしまう。マイケルに指図するほど偉くはないし、マイケルを説得する自信はないと思っているロックは、引き返そうとする。しかし、ここで引き返したら、二度とマイケルに会えなくなるし、後悔すると思っているジャックは、ロックを引き止める。そのとき、「そうだ、ジャック」という声がする。驚いたことに、イカダに乗っていたソーヤーを撃った男が、目の前に立っている。このおじさん、ひげがもじゃもじゃしていて、顔も汚くて、かなり動物的(笑)。

そして、この境界線を越えるなという。彼らが、何人いて、どのくらいこの島にいるのかはわからないが、ジャックたちと一緒に、島を出ることを考えようとしないところが、ものすごく不思議である。銃を置いて帰れという言葉にジャックは首を振るが、戻ったはずのケイトが、彼らに捕まっていた。ケイトの命と引き換えに、渋々銃を置く3人。

解放されたケイトは、ジャックに謝る。僕のほうこそ悪かったというジャック。ケイトも一緒に行動していたら、結果は変わっていただろうか? 自分を責めるなと、ケイトに珍しくまともなことをいうソーヤー。ジャックは、あそこでは境界線を越えなかったが、帰ってから、アナに軍隊を作れるかと聞いたところをみると、今後、境界線を越えるつもりかもしれない。アザーズと戦って、何が変わるのだろう? 島の外に出ることを考えた方がいいと思うけれど。

ジンは、マイケルとの友情より妻との愛情を選択し、お互い指図されるのは嫌だということがわかり、愛の再生が始まったよう。
ハーリーは、孤島の孤独感から、リビーを口説けるかもしれないと思い、チャーリーは、クレアのことが気にかかっている。
アナはビンセントとお友だちになれそうな気配だ。


(2-12) 「天使の言葉」

フラッシュバックはチャーリー。第1シーズンの第7話で、バンド活動をやめて、何故、兄のリアムがオーストラリアに行ったのかわからなかったが、やっと理由がわかった。バンドの活動中、リアムは薬物中毒でバンドのお荷物状態になっていた。それを曲づくりに励み、必死に支えていたのは、チャーリーだった。しかし、ある日、リアムは、妻が別れ話を切り出したときに、やっと自分のだらしなさに気付き、やり直す決意をしたのだ。チャーリーに無断で、ピアノを売り、そのお金で妻子とオーストラリアに行き、職に就くという。家族のために立ち直るという兄に、俺だって家族だと叫ぶチャーリー。弟のことをまったく考えていない兄の行動には驚くばかり。

それ以来、チャーリーは、クスリから縁を切れなくなったらしい。ロックの言葉を借りると、チャーリーが、クレア親子を自分の家族のように守ろうとするのは、自分自身を救うことができないので、何か、自分より弱い存在のものを救おうとすることで、気持ちのバランスをとっているということかもしれない。

チャーリーは夢を見ている。小さい頃に母親がピアノをプレゼントしてくれた。このピアノで楽をさせてねという母親。この夢がどこまで事実なのかはわからないが、母親は、チャーリーの才能が、家族に金銭的なゆとりを生むことを期待していたのかもしれない。しかし、父親は誰も救えないと怒鳴るだけ。ピアノから赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。木が異様に揺れる。そこで目覚めるチャーリー。

慌てて、アーロンの様子を見にいったチャーリーは、ビーチでアーロンを抱っこしたクレアがロックと仲良く話しているのを目撃する。嫉妬の眼差しを向けるチャーリー。チャーリーは、オムツを作ってクレアに渡しながら、ヘロインのことを黙っていたことを謝る。今すぐに仲直りしたいチャーリーに、クレアは距離を置かせてというだけ。自分が守ろうとしていたものを、急に取り上げられてしまったチャーリーは、何も救えなかった過去の自分を思い出したその焦りからか、それともやっていないといいながら、ヘロインを使ってしまったためなのか、奇妙な夢を見てしまう。多分、ヘロインを使ったのだと思う。そうじゃなければ、夢と現実を混同しないだろう。

アーロンを海から救ったあとで、夢からさめるチャーリー。チャーリーの腕の中のアーロンを見て、「真夜中に子守か」と不思議がるハーリー。その後ろから、いなくなったアーロンを探して、皆がやってくる。クレアは、アーロンをさらったチャーリーにビンタを一発。

チャーリーは、エコーに夢の話をする。アーロンに死が迫り、天使の姿をしたクレアが救えるのはチャーリーだけだといったことを。エコーがその話を鵜呑みにして、意味があると思ってしまったのは、神父としての自覚の強さからかもしれないが、ヘロインのことを思い出してほしかった気がする。自分が作り上げた「アーロンが危ない」説をもとに、チャーリーは、クレアにアーロンの洗礼をすすめる。その様子を見ていたロックは、マリア像のヘロインはすべてなくなったというチャーリーの言葉がウソだったことを見抜く。

チャーリーがマリア像の保管場所で像を割って、ヘロインを手にしたとき、ロックがやってくる。「理由がある」「赤ん坊が危ない」など、いろいろ弁解を並べるチャーリー。信じていたのに裏切られたロックは、自分が始末するといって、リュックに像を入れる。その後で、クレアに話しかけられたロックは、不安がるクレアに、夜は用心棒としての役割を引き受けようという。お礼をいうクレア。そして、チャーリーから聞いた洗礼の相談をする。ロックは、リュックの像を見ながら、危険などない、チャーリーは自分を救えないので、そういっているだけだという。ヘロインのせいだといわなかったのは、チャーリーへの思いやりだろう。

しかし、ロックに像を取り上げられたことと、クレアにもバレたかもしれないという気持ちからか、チャーリーは、森に火をつけ、皆が火事に気をとられているすきに、アーロンをさらってしまう。泣き声に気付いたクレアにすぐに見つかり、ロックからは、何度も殴られる。
今回のチャーリーの妄想には、ついていけない。勝手にクレアの家族気取りで、結果は自業自得。これからのチャーリーが心配だ。

そして、ロックは、何故ヘロインを捨てずに武器庫に隠したのか? 誰のために? 何のために?

ケイトはソーヤーのリハビリにつきあい、ハーリーはリビアと話す機会がでてきた。リビーは、ハーリーが慌てて飛行機に乗ったとき、足を踏んでいた彼女だった。ジャックは、アナの小屋を作る手伝いをして、アナもジャックには笑顔を見せる。ケイトとの関係にすぐに気付くアナ。これから三角関係になったりするのかな?

クレアはアーロンとともに、エコー神父の洗礼を受ける。「罪をきよめ、イエスを自由にした」、それが洗礼の本来の意味と知り、神に救いを求めることにしたのだろう。
# by mint-de | 2007-09-21 11:42 | 海外ドラマ(LOST)

「LOST」 32~34話

(2-7) 「知られざる48日」

「彼ら」と呼ばれる人たちは、「ダーマ」関連の人たちのような気がしてきた。計画の生き残りか、あるいは計画の続きか、彼らは密かにその要員を補充しようとしているのではないだろうか。ジャングルのささやき声は、島そのものがもつ不思議な力で、「彼ら」の行動とは関係ないような気がする。

アナたち後部座席の人々は、海に墜落した。アナもエコーも他の人々を救うことに懸命になる。人工呼吸をして小さな女の子エマを助けたアナは、家に帰してあげると約束する。アナは最初から怖い女ではなかった。環境が彼女を強くしたのだろう。もっともあるサイトで彼女の職業を知ってしまったので、彼女の強引さには納得できた。

エマの弟がもっていたクマのぬいぐるみは、「彼ら」が通り過ぎるときにジンが見たものと同じだろう。まだ小さいのに「彼ら」に連れ去られて、訓練のようなものを受けているのかもしれない。小さい子ほど、思い通りに育てやすいということだろう。

一人の男がジャングルに生存者がいるというので、アナが駆けていくと、木の上に座席に座ったままの男がいた。それは、バーナードだった。エコーにアフリカ系の女性がいなかったか尋ねるバーナード。妻がいないことにショックを受けるバーナードに、「祈りましょう」というエコー。エコーは、タフな黒人という印象だったけれど、背広を着たエコーはスマートなビジネスマン風で、なかなか格好いい。

その夜、争う声でアナが目をさますと、ワイシャツを血に染めたエコーと、エコーに殺された見知らぬ男二人。遺体は裸足で、何ももっていない。彼らは島にまえからいた人々だとアナは考える。そして、3人の男が連れ去られてしまった。男を3人もあっという間に連れ去るなんて、かなりの人数がいなければ無理だと思うので、ちょっとなあという展開ではあるが、とにかく彼らは後部座席組で強そうな人間を選んでさらっていってしまった。

この日からエコーは、シャツを脱ぎ、人を殺してしまった自責の念から沈黙の人になり、「彼ら」からみんなを守る人になったらしい。裸の彼はよりたくましく見える。

アナは、海岸は危険だから離れようと提案するが、飛行機は通信が途絶え2時間も針路をはずれていたので、衛星で見つけてもらえるはずはない、見つけてもらうには、海岸で焚き火を続ける必要があるという客室乗務員だったシンディの意見に従わざるをえなくなる。

ネイサンという男がペアで行動するきまりを破って、2時間もいなくなる。それをとがめるアナ。そして、その夜、なんとあの小さな姉弟を含め9人もの人間がさらわれてしまう。どうやってさらったのか、ものすごくナゾだけれど…。驚いたことに、殴られて死んだ「彼ら」の一人のポケットからナイフと、名前を書いたリストがでてきた。服装と人相が書かれていたので、内部にスパイがいるに違いない。アナは昨日いなかったネイサンを疑う。海岸にいるのは危険なので、移動することになり、ジャングルを歩く一行。

アナはネイサンの反抗的な態度にますます疑いを深め、強硬手段にでる。ネイサンを殴り、かついで、自分が掘った穴のなかに放り込んでしまったのだ。パワフルすぎるアナ。それまで何かと協力的だったグッドウィンは、ネイサンを解放しろという。白状させるために拷問するというアナの言葉に、グッドウィンは、ある決断をする。彼こそが「彼ら」の一人だったのだ。私もあやしいと思ってた(^^)。

グッドウィンはネイサンを助け出し、そして殺してしまう。ネイサンが「彼ら」ではないことがわかるのを恐れたのだ。ネイサンは、シロだとはっきりいいつづければよかったのに、妙に思わせぶりに振る舞ったばかりに命を落としてしまった。でも、あの飛行機に乗っていなかったのなら、どこからきたのだろう?それともチャーリーと同じで、トイレでヤクをやっていた?

ネイサンがいなくなったので、また移動していくと、トビラがある。トビラを開けると、トビラの内側には「検疫隔離」の文字が。そして洞窟の壁には、あの「ダーマ」の印がある。グッドウィンの微妙な表情の変化を見ると、彼はすでに知っていたところだと思う。ハッチの前の拠点だったのかも。そして置いてあった箱を開けると、義眼と聖書と、無線機があった。

高いところのほうがよく聞こえるというグッドウィンの言葉で、アナもグッドウィンと一緒に上っていく。アナは、彼がスパイだとわかっていたのだ。墜落から10分後に来たのに服が濡れていなかったと、グッドウィンを問い詰める。グッドウィンは、屈強で怖そうな人間を選んで連れ去り、子どもたちは無事だという。何が目的なのか聞いてくれればよかったのに、アナはグッドウィンにとびかかり、格闘の末にグッドウィンの胸に木を突き刺してしまう。ジンが見たグッドウィンの死体は、こういう顛末だったんだ。「彼ら」が墜落者たちに事情を話したら、もっと友好的な関係になりそうな気もするが、そのわからなさ加減がこのドラマの魅力なのかもしれない。

無線機が反応する。それは命を落とす前のブーンが発したもの。815便の生存者という言葉に、妻を思い浮かべたバーナードは希望を抱くが、アナは「彼ら」がおびき出すためのワナだと、相手にしない。この現実を受けいれろといいながら、一人小川で泣くアナ。彼女は自分の限界ギリギリのところで、必死に踏ん張っていたのだ。その彼女を、大丈夫といってやさしく抱くエコー。エコーの魅力がキラキラ(^^)。

リビーとシンディが網をつくろっているときに、海岸に流されてきたのがジン。英語がわからないのと壊れた手錠をしていたので疑われてしまったようだ。そして、シャノンが撃たれるまでのフラッシュバック。

アナたち一行がジャックたちより過酷な目にあっていたことがわかった。墜落して10分後にグッドウィンが現れたということは、「彼ら」は飛行機が墜落することを予期していたということだろうか?


(2-8) 「復讐」

アナ・ルシアはロス市警の警官だった。彼女の命令口調もこれで納得できた。そして、銃に異常に反応する理由もわかった。彼女は、強盗の通報でかけつけた現場で、うかつにも犯人に撃たれてしまったのだ。犯人のただの学生だという言葉を信じたばかりに。4発の銃弾は、彼女の心を砕き、誕生しようとしていた命まで奪った。精神分析医もアナの所属するウエストウッド署の署長でもある母も、彼女の心の変化には気付いていなかった。

4か月後に復帰したアナは、夫婦喧嘩の仲裁の現場で赤ん坊の泣き声にパニックになり、銃をぶっぱなす。アナにとって、銃は身を守るための唯一の武器になってしまったのだ。そして、彼女を撃った犯人が捕まったのに、人違いだといって、容疑者を釈放させてしまう。アナは最初から自分を撃った犯人に復讐するつもりだったようだ。バーから出た犯人に、妊娠していたといって、銃を向けるアナ。すべての怒りをこめて6発も撃ちまくる。警官なのに、法に裁きを委ねられなかった彼女は、警官には向いていなかったということだ。胎児を殺されたアナは、もう子どもを産めない身体になったのかもしれない。だから子どもに独特の反応を示すのかもしれない。シドニーからロス行きの飛行機に乗ったアナ。彼女はロスに帰ったら、殺人の罪を問われることになるのに、なぜ帰ろうとしていたのだろう?

シャノンを殺されたサイードは、アナに銃を向ける。必死に防ごうとするエコー。アナの「全員動くな」という警官のセリフに、一応その場は収まる。アナは、恋人を殺されたサイードが自分に復讐するときめてかかり、サイードを木に縛り付けてしまう。ミスだったと謝ることも考えずに相手を拘束してしまうなんて、はっきりいって最低な女。そんな彼女に、みんなもついていけない。エコーは、ソーヤーを担いで出て行く。自分のためにそうするというエコー。かっこいい言葉のようだけど、ソーヤーのためじゃないというところは、聞き捨てならない私です。

結局、アナはジャックのところから弾薬やら、着るものなど、一人で逃げるのに必要なものをもってきたら、サイードを解放してやるという。この島で一人で生きていくことなんて無理なのに、自分で自分を追いつめてしまったアナ。マイケルは、サイードをジンに頼み、アナの指示をもってジャックのもとへと走る。

その頃、ジャックたちはゴルフに興じていて、なんとも和やかなムード。ジャックとケイトが二人っきりで、ゴルフをしているところへ、ソーヤーを担いだエコーが現れる。ソーヤーをハッチに連れていき、大急ぎで治療するジャック。薬を飲ませようとしても吐き出してしまうので、ケイトが優しくソーヤーの耳元でささやく。見たくないものを見せられたジャックの表情がなんともなんともです。ケイトは怪我をしたソーヤーに母性本能をくすぐられたのかも。

エコーは、あの洞窟と同じハッチのなかの「ダーマ」のロゴが気になる様子。そんなエコーに「やあ」と声をかけるロック。「どうも」と返すエコー。二人とも昔からの知り合いみたいな挨拶。用心棒的なところが似ている二人。

戻ったマイケルから事情を聞いたジャックは、ライフルを取り出す。しかし、エコーがそれを止める。「望みは、平和、復讐、正義?」、そして「アナ・ルシアはミスを犯しただけ」という。そのアナの名前を聞いて思い出したジャックは、エコーの言葉に従い、二人でアナのもとへ。ジャックがライフルを手にしたときは驚いた。ロックだって、そんな行為が間違っていると思っているのに、これでリーダーといえるのだろうか?もう少し、冷静になってもらいたいな。

妻に会いたい一心のバーナードと、アナの態度についていけないリビーは、その場を去ろうとする。覚悟を決めたアナは、ジンにも出て行くようにいう。サイードにうながされて、ジンも行ってしまうと、アナはサイードに話しかける。アナの質問に、サイードは、イラクで何人もの人間を拷問してきた、夜になると彼らの声を聞くという。そして自分こそ殺されてもいい人間だという。それを聞いてアナも自分のことを話し始める。警官だったこと、任務中に撃たれたこと、しかし、後でその男を撃ちまくったことはいわなかった。理由を聞かれたくなかったのだろう。

アナは、サイードのロープを切ると、銃を拾えという。だが、サイードは静かにこういうだけだった。「君を殺して何になる。もう俺たちは死んでる」。このシーンはいいシーンだった。冷静なサイードがものすごく格好いい。サイードの言葉で、アナのコチコチの心にも少しは変化が起きることを期待したい。

海岸に姿を現したマイケルに向かって、ビンセントが一目散に走っていく。バーナードと妻はやっと会うことができた。そして、ジンはサンのもとへ走り、二人は久し振りに抱き合う。音楽だけが流れていて、感動的な再会のシーンだった。

ジャックは、シャノンを抱きかかえたサイードの後ろに、空港のバーで会ったアナを見つける。
見つめ返すアナは、これからどういう行動をとるのだろう。


(2-9) 「彼女の事情」

私はケイトが一番好きなキャラだったので、彼女が殺人を犯したとしても、正当防衛とか、何か止むを得ない事情でやってしまったに違いないと思いこんでいた。でも、それは見事に外れた。ケイトは暴力をふるう父親を憎み、その父親の血が自分に流れているのが嫌で父を殺したのだ。殺しても、自分の中の血を変えることはできないのに。父親から離れ、どこか遠くへ行って、父のことを忘れてしまえればよかったのに。

ケイトは、母の再婚相手のウェインをベッドに寝かせ、その後、ガス漏れを装い、家もろとも爆破させてしまう。母に暴力をふるう飲んだくれの父を始末したことで、母を救ったつもりだったのに、家の保険証書をケイトから受け取った母は、ケイトとは違って、ウェインに愛情をもっていた。愛する夫を失った母は、ケイトのことを保安官に話してしまう。そのときから、ケイトは追われる身になった。

乗り物のチケット売り場で逮捕されたケイトだったが、護送中の車が事故を起こし、保安官が意識をなくしているすきに手錠をはずす。気付いた保安官を殴って放り出し、車を発進させようとしたとき、ケイトは黒い馬を見る。この馬は何を意味するのだろう? ケイトは監視の目を盗んで、前の父親に会いにいく。ケイトの前の父親は軍人で、ケイトが5歳の時に離婚したらしい。ケイトが本当の父親だと思っていた軍人の父は、本当の父親ではなかった。再婚相手のウェインがケイトの実の父親だった。ケイトはそのことを知ったときから、憎しみしか感じられない父の血が、自分の中に流れていることが苦痛だったのだ。確かにウェインと軍人の父を比べたら、軍人の父のほうが父親らしい。母の目はどこについていた?(^^;) 保安官に連絡するという父に、1時間待ってというケイト。それからケイトは、ひたすら逃げまくる女になった。

ソーヤーを看病していたケイトは、フルーツを取りにいく。そのとき、馬が現れる。ジャングルに馬がいるだろうか? それも、あのとき見かけた馬と同じ黒い馬。ハッチに戻ったケイトは、ソーヤーに母親のような態度で食べさせようとするが、突然ソーヤーが目をあけ「ナゼ俺を殺した?」という。ソーヤーは熱にうなされていただけなのだろうか。それとも、ジャックの父親の幻のように、ウェインがソーヤーにのりうつったのか? 馬を見たことで、ケイトが混乱していただけなのか?

シャノンの葬式で、サイードは、本来なら会うこともなかった彼女を愛したことを涙ながらに語る。ナディアへの想いはどうなった?

ジャックとロックが葬式から戻ってくると、コード入力の警告音が鳴り、ソーヤーがベッドから落ちている。慌てる二人。ジャックは、ケイトを探しに行き、ソーヤーを一人にした理由を聞く。馬を見たことと、ソーヤーの言葉に動揺しているケイトは、この島は異常だといって珍しく弱気になる。そんなケイトを「大丈夫」といって抱きしめるジャック。その言葉に促されるように、ケイトはジャックにキスをする。しかし、我にかえると逃げるように去ってしまう。戸惑うジャック。ケイトの本心は?

ハッチに戻ったケイトは、ソーヤーに向かって話し始める。自分の中に父が存在していて、ソーヤーにも同じものを見てしまい、ぞっとすると。すると、ソーヤーが「うれしいことをいってくれる」といって、目をさます。元気になったようで一安心です(^^)。二段ベッドを見て、救助されたと思っているソーヤーに、ちょっと笑う。ケイトの肩を借りて外に出たソーヤーは、ジャングルを見て納得。ケイトにもソーヤーにも笑みが戻ったのが嬉しいです。そして、ソーヤーが驚いている先を見ると、またあの馬がいる。知ってる馬かと問うソーヤーに「ええ」と答えるケイト。ケイトは、ソーヤーにも馬が見えたことで、幻影ではなく現実にいる馬だと安心したのだろうか。でも、馬は何を意味するのだろう?

ハッチでは、マイケルがロックからボタンを押すシフトのことなどを聞くが、半信半疑の様子。しかし、エコーはロックの話をじっと聞いている。それから、見せたいものがあるといって聖書を渡す。その中には、あのダーマのフィルムが入っていた。島の反対側に似た場所があったといって。そのフィルムをつなぐロックは、分かれていたものが一つになったと喜ぶが、エコーは「偶然と運命は別」と素っ気ない返事。旧約聖書のことを語るエコーは宗教関係者かもしれない。

エコーがもってきたフィルムでは、コンピューターをコード入力以外には、絶対使ってはならない、とんでもないことが起きると説明している。なんだか胡散臭いと私は思う。だって、その部分がカットされていたわけだから。

そんな事情を知らないマイケルは、コンピューターに「ハロー」という文字を見つける。「ハロー」と返事をしたマイケルは、やがて、「パパ?」という文字を見て驚く。本当にウォルトからのメッセージだったのだろうか。アザーズのワナかもしれない。

ジャックは、アナにテキーラを渡す。アナにも、ジャックが初めて空港のバーで会ったときのような笑みが戻る。ジャックには心を開きそうなアナだった。
# by mint-de | 2007-09-21 11:33 | 海外ドラマ(LOST)

見たり聞いたり、日々思うことをあれこれと…


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